とりあえず、シール必須!
職場でとなりの人からペンを借りた。
借りる時に、
「これは会社の備品じゃなく、
自分のペンなんでっ!!」
と、ものっすごいアピールされる。
えっ……
なぜ……
今の職場ではまだやってないのに……
なぜ、わたしが妖怪“ブングチラシ”であることに気づいたんだ……。
仕事をしていると、どうしたっていろいろなことを同時進行していかなければならない。
何かに気を取られるたびに
あっちでぽとり…
そっちでぽとり…
気づくと文房具をまき散らし、行方知れずにしてしまう。
見当たらなくなるたびに
「どこかで文房具を
見かけませんでしたか……?」
と、たずねていたら、職場にハグレ文房具が出るたびに
「コレ、なくしてませんか?」
と、逆に質問されまくりになってしまった。
自分の文房具が見つからないのは嫌だけど、関係ない文房具が集まる迷子センター化はいやだーーっ!
(わがままっ)
それならば……
と、自分のペンや定規、ハサミなどに目印のシールを貼るようにした。
名前のない“お名前シール”である。
おかげで、見つけてもらえる率が上がった。
しかし……
なぜかやっぱり、全部は見つからない……
3割くらいは不明のママ……
文房具をまき散らす妖怪がいるなら、
ソレを隠す“ブングカクシ”も存在するのかもしれない……
さて、借りたペンはすぐに返した。
返す時に、持っていた“リアルお名前シール(小学生用)”を添えてあげた。
「懐かしい」
と、笑っていただけた。
とりあえず、だんだん仕事の量も増えてきているし、まき散らす前に、自分の文房具にシールを貼り直しておこう。