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不自然な東京都知事候補、石丸伸二氏。暇空茜氏も立候補へ

任期満了に伴う東京都知事選挙が6月20日に告示され、これまでで最も多い56人が立候補しました。先週通信を書いた時点では告示日であったため、全容が見えてきませんでしたが、今回1週間を経ての状況を論評したいと思います。

ポスター掲示板については、半分以上を占拠したN国党のポスタージャックは予想通り批判的な声が上がっていますが、それ以上に想定外の全裸の女性のポスターが貼られるという珍事までが起きました。早速警察から警告が入り、2日目以降から剥がすということで決着しましたが、東京15区の補欠選挙の選挙妨害に続き、表現の自由の名の下に、倫理も常識もない、日本の民主主義の質が問われるようなことが起きています。

そして、今回56人の立候補者のうち、売名で出ているのではないかという疑わしい候補者がいることも懸念されることではありますが、それ以上に奇妙な候補者がおり、しかも、地上波では主要候補者と最初から取り上げられている石丸伸二氏について今回取り上げさせていただきます。

石丸伸二氏は元広島県安芸高田市長、議会で居眠りしていた議員を叱責しているという動画がYouTubeなどで話題とはなっていましたが、今回落下傘として降ってわいたように東京都知事選挙に立候補を表明しました。しかも、当初からと大きく地上波で取り上げられ、SNSでもホリエモンやひろゆきなどインフルエンサーと言われる人達が対談して一気に知名度を上げています。しかし、YouTubeで話題になったとはいえ、実績も何もなく、しかも東京都下の首長ならともかくとして、いきなり広島から東京都知事を目指すという奇行、それもその不自然な候補者を主要候補だとして取り上げる状況を非常に奇妙なことだとは思いませんか。

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