
〜外国人社長との出会い〜
そんなある日、
いつものように
電車でクラブへ向かう。
駅を出たところですぐに
イヤフォンをしながら歩く私に
声をかけてくる男性。
あーまたナンパか。
はいはい。
駅で女の子ひっかけるタイプだ。
この手のナンパは
クラブであまりお金を使いたくない
食事でも?
か、ただの酔っ払い。
のどれかが多い。
私は現地で友人と待ち合わせしていたので
聞こえないふりして(本当に聞こえない)
ガン無視。
大抵、長くついてきても
ガン無視し続けていれば
あきらめて去っていく。
が、
まぁぁぁあしつこい。
このまま、行きつけのクラブまで
着いて来られても嫌だし
とりあえず男性に目を向けると
ちょっと想定外の
おしゃれなスーツをきた
アメリカ系のイケオジ。
私的には
世間知らずな大学生みないな子を想像していた。
- やぁ!かわいいベイビー。
あなたすっごい綺麗ね。
これから食事でもどお?
私変な人じゃないよ。
少しだけ止まってくれない?
私: 何?
- ベイビーすごくかわいい。
一緒に食事でも行かない?
私:いかない。友達と待ち合わせしてるの。
- 友達も一緒に呼んでもいいよ?
知り合いのレストランがあるから
是非ベイビーとゆっくり話しながら
食事したいな。
私:無理かな。
-ベイビー、、、
そんなに僕変な人かな、、
私:うん。笑
-笑顔も本当にキュートだ。
食事に行ってくれるか
連絡先教えてくれるまで
僕はあきらめないよ。
逃げ道は一つ。
番号だけ聞いて去る。
私:いいよ。教えてくれれば今度連絡する。
-頭いいねベイビー。
ベイビーの番号教えて。
げ、適当な番号教えて去るか。
私:080××××××××
-今かけるね。
(呼び出し音)
-ハハハ。ベイビー。。
本当に僕が嫌なんだね笑
最後の手段。
リアル番号教えてブロック。
私:はい。これ私の番号。
(呼び出し音)
-Okay!繋がったよベイビー。
やっとだね笑
まったく笑
悪いベイビーだ。
-僕はTony。
この辺で仕事していて
この辺に住んでいるんだ。
今日はベイビーに出会えて
本当にハッピーだよ。
ベイビーも僕に出会えて
ラッキーだよ笑
はぁ
素直すぎて
飾らなすぎて
調子狂うな。
この手は初めてだし、
嫌な気がしない。
見た目もタイプではないけど
綺麗目なビジネスマンみたい。
-じゃあベイビー。
僕はそろそろ帰るよ。
ベイビーに断られたから
これから1人で食事に行こうかな。
私: 笑 ごめんね。
また今度。
-うん。すぐに連絡するよ。
気おつけて遊ぶんだよ。
僕のベイビー。
笑
恋愛経験が0に近い私の心は
すでにふわふわしていた。