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ショートフードエッセイ『これだけ。の鍋』

涼しくなってきたので、そろそろお鍋の出番。
やっぱり、湯気の上がるお鍋をはふはふつつき合うのは、涼しくなってから。

今はいろんな鍋つゆが出ているのでありがたいが、そんな美味しい市販の鍋つゆを差し置いて、我が家の一位は常夜鍋。

土鍋にお水をたっぷり、日本酒をダバダバっ。生姜と皮を剥いたにんにく一欠片をポン。

沸騰させてアルコールが飛んだところで、まずは豚肉をしゃぶしゃぶ。
豚肉を何枚かいただいて、スープに豚の出汁が出たところにほうれん草をモリモリに投入。我が家では1人1束くらい。
後は、豚肉をしゃぶしゃぶしながらほうれん草と一緒にいただく。
つけだれは、主人はだし醤油、私は醤油にレモン汁が好み。

たったこれだけ。

最近のほうれん草はアクが少なくなっているけど、さすがに途中から歯がシカシカしてくる。それがまた美味しい。
根本の赤い、アクの強めのほうれん草が懐かしい。

〆はうどん。細いのでも太いのでも。ネギを入れても。

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