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大学を中退した理由

 こんにちは。ミネタロウです。今日は私が2年前に大学を中退した理由について書きます。
 大学に通うことに関しては小さい頃から憧れを持ち続けていました。小学生の時は、なぜ大人の言うことを守らないといけないのか分からなかったし、外遊びは5時までのような子供ならではの制限に嫌気がさしていて、早く大人になって自由になりたいと思っていました。そこでテレビドラマで見たイメージか何かで大学生になるというのが大人になり自由を手に入れるスタート地点なんだと思うようになりました。その気持ちは中高も持っていて、段々と大人に近づいていることへの喜びも感じていました。高校生の時なんて特に、高校としては進学実績をあげたいし、大学は沢山の人に受験してほしいし、塾はたくさん人を入れたいしで大学は素晴らしい場所だということを周りがマインドコントロールしてくるのです。そのこともあって、大学に対しての憧れの気持ちは増していました。
 そして、ついに大学へ入学をする時がきました。私が行った大学は文系の中堅私立です。たいして入るのは難しくなく、そこの大学に入学すると言っても大体の人は大したリアクションはありません。ですが、たまに優しいのか大学のことをよく知らないのか、頑張ったね凄いねーと褒めてくれる人がいました。待ちに待った大学生活です。ワクワクを持って最初は通いはじめたのですが、次第に違和感をもつようになりました。その違和感は、誰の何のための講義か分からないということです。私の感覚ではその講義によって教室にいる人の誰がなにを得たんだろうと疑問に思うようなものばかりでした。もちろん優秀で学びがいのもてる大学はたくさんあると思いますが、少なくとも私の通っていた大学は大学側のとりあえず講師を雇ってきて意味ありげなそれっぽいことをやっている感だけが伝わってきました。結局、大学としては経営することに必死で学生には授業料を払って欲しいだけなんだなと思いました。私としてはここで4年間、時間とお金を搾取されるのはしんどいなと思い悲しくなったことを覚えています。周りの人になぜ大学に行っているのかと聞くと、就活のために大卒の資格を持っておきたいと言ってる人ばかりで大学生活自体に意味を感じているようには思ませんでした。長年待ちわびていた自由の生活はそれはそれで苦しいなと感じたのです。そういうことから大学をやめることにしました。
 ここで私は一つのことを思いました。それは結局いつになったら自分の納得のいく生活を送れるようになるのかということです。小さい頃から大学生になることを憧れて、いざ大学生になってみたらそれはそれで納得がいかない。もう未来のことを考えた時に、働いたらとか結婚したらとか子供ができたらとかそういう人生の出来事で自分が満足のできる生活が送れるようになる期待感は持てなくなりました。そこで私は周りの変化に頼るのではなくて自分から動いて自分が変わらなければならないということに気がつきました。環境が変わったからきっと好転するだろうという受け身の姿勢ではなく、自分から色々なことをトライしていく姿勢が人生を華やかにするきっかけを生み出すのだと。そしてこれを心がけてから少し自分の人生の先が見えるようになった気がします。
noteを書き始めたのもその一環なのです。


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