「邦楽を楽しむ、市民サークル」箕面邦楽研究会について
投稿者 - 箕面邦楽研究会 Y.Namikawa (2000.2.18旧HPより)
邦楽といっても、厳密には3曲(箏、尺八、三弦)と言った方がいいと思いますが。 洋楽系のクラブに居た人に比べて、邦楽を学生時代とかにやっていた人が社会人に なってから、演奏や合奏を続けるということは少ないように思います。 邦楽という音楽がどうしても「お稽古ごと」として、社中家元を核としてグループづくられており、一度サークルとか、自分の属した社中とかから離れてしまうと、個人として、 再度演奏活動をしようとすると、新たに社中に属するしかなかなか方法がないように 思います。それに対して、洋楽系では市民オーケストラから、市民合唱団、エトセトラ。 様々に演奏活動をする機会があります。
しかし本来邦楽も楽器を使ってする音楽活動であるならば、社中、家元を核としなく とも、「やりたい音楽をやりたいメンバーで」演奏、合奏する機会があっても良いのでは ないでしょうか。自分たち学生クラブ出身の者としては(学生クラブにも顧問という形で、 多かれ少なかれ社中の師範などが教えにこられたりはありますが)市民サークル的に 一つの音楽としての邦楽をともに合奏したり、楽しむことができる場所を待ち望んでいた とも言えると思います。
また、仮にひとつの社中に属していたとしても、いつもその社中で演奏することのない 曲を個人としていろいろなメンバーと合奏してみるのはおもしろいことではないかと思い ます。 箕面邦楽研究会は、まだ発足1年足らずで、「邦楽合奏を楽しむこと」をメインに、 また出身学校も全く違うメンバー相互の「よもやま話」も楽しみながら、学生サークルの 「乗り」で、肩の凝らない市民サークルとして、ぼちぼちと歩み始めたところです。
技術的にも全くのレベルですが、結構、難曲に向こう見ずにチャレンジしたりしています。 サークルの練習日も月に1、2回で、自分のペースで練習する(顧問はいません)中で、 全員で合奏したりしています。「昔やっていたけれど」とか「自分の社中以外の邦楽も 一度やってみたい」という人は気楽に見に来ていただけたらと思います。
邦楽(3曲合奏)に興味のおありの方は是非お待ちしています。