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【report】大学生×高校生の交流イベント「先輩マイプロDAY」を開催!


「先輩マイプロDAY」イベントを企画するきっかけ

「進路を決めなきゃいけないけど、まだ決まってなくて…」
「そもそも、将来の夢がわからない」
「自分のやりたいことってなにか…?」
こんなモヤモヤした気持ちをよく高校生から聞きます。そして、自分自身が高校生のときも”自分がなにがしたいか”を考えずして、なんとなく進路を選んでいました。

一方で、今年9年目を迎えるコミュニティ・カフェEMANONでは、高校時代にEMANONを利用していた子たちが、いまは大学生・大学院生・社会人になっています。
「高校生とEMANONユーザーだった先輩方が交流すれば、高校生が抱くモヤモヤが少しでも晴れるのではないか?」と考え、「先輩マイプロDAY」と題して、交流イベントを2024年8月16日に開催しました!
このイベントでは、EMANONにゆかりのある大学生・大学院生=先輩の4名をゲストとしてお呼びし、高校時代・大学時代に行ったマイプロジェクト(自らの主体的な活動)について発表してもらい、対話・交流をしました。


先輩のマイプロジェクトについて聞いてみる

イベント当日は、高校生8名、ゲストの先輩4名、ファシリテーターとして県外大学生3名が参加しました。(台風7号の影響で、一部の大学生たちはオンラインから参加となりました)

4つの少人数グループに分かれ、自己紹介からスタート。自分を表す3つのキーワードでは、「わたしもそれ好き!」と共通点などが見つかり、なごやかな雰囲気に。

グループ内のメンバーと自己紹介

次は、先輩のマイプロジェクトや進路など、これまでの活動の発表を聞きます。参加した高校生たちはメモをとりながら、前のめりになりながら、真剣に先輩の話を聞いていました。

先輩の発表を聞く様子

発表が終わったあとは、対話タイム。質疑応答やもっと聞きたいことなどを自由に聞く時間です。
高校生からは「課題が多いんですが、先輩は大変でしたか?」「好きなことはあるけど、それ一本で進んでしまっていいのかな?」と日頃のもやもやを先輩方に相談する場面も多く見られました。それに対して、先輩方も「わかるよ、大変だよね」と自分の経験と重ねながら、高校生に寄り添って対話をしている様子がとても素敵でした!

対話タイムに自由に話している様子

イベントが終了間近になればなるほど、対話タイムは盛り上がり、時間が足りない!という様子でした。最後の高校生の感想共有では、
「自分のやりたいことを見つけて、進路選択をしている先輩の発表を聞いて、自分も将来をイメージすることができた」
「わたしも、”やってみたいこと”を見つけたいと思った」
「マイプロジェクトで自分の活動をやってみたい」
「自分が進めているプロジェクトのイメージができた」

と、高校生たちの中で「やってみたい!」という気持ちが芽生えたようです。

「やってみたい」気持ちを、「やってみる」というアクションへ

イベントの最後に、「自分に芽生えた”やってみたい”という気持ちを今日で終わりにしないで、明日のアクションに繋げていきましょう!」と高校生に伝えました。

高校生の中のひとり、Aさんは「自分が卒業した小学校が廃校になってしまったので、その校舎を利用して防災拠点にできないか」と考えているそうです。4名の先輩の話を聞いて、アイディアを形にするイメージが持てたとのこと。今後は、地域の人と協力して具体的なアイディアに膨らませていくらしく、早速「やってみる」というアクションに動いていました。
Aさんを含め、これからの高校生たちのアクションが楽しみです!

…かと言って、「やってみる」って勇気が必要だと思います。だからこそ、コミュニティ・カフェEMANONがあります。
高校生のみなさん、本当にいつでも相談してくださいね。あなたの「やってみたい」を応援します!


さいごに ロールモデルが近くにいるということ

そもそも、高校生が「自分はなにがしたいのか?」と悩むのはなぜなんでしょうか。なぜ?の答えは高校生ひとりひとりで違うとは思いますが、そのひとつに「自分のロールモデルと出会えているかどうか」という点があるのではないかと思います。

「この人の〜〜な生き様がすごい!わたしもこんなふうになりたい!」
「この人の活動が素敵!わたしもこんな活動がしてみたい!」
自分の憧れ=ロールモデルと出会うことから、「自分もやってみたい!」という意欲が湧くのではないのかなと思います。

しかし、高校生にとって毎日授業があり、土日は部活がある忙しい生活の中では、自分の興味関心以外の/偶然のロールモデルとの出会いはなかなか作りにくいと思います。
今後も、高校生の興味関心・価値観を広げられるように、EMANONでは先輩方やアーティスト、研究者などさまざまな方と高校生が交流できるようなイベントを開催していきたいと思っています。そして、ひとりでも多くの高校生が、より多くのロールモデルと出会い、自分の可能性を広げていく社会を目指したいです。

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