【Report】「カフェ本町Q番地」vol.4を開催しました!~マイプロを描こう~
こんにちは。未来の準備室スタッフのりえです!
今年度からスタートしたイベント「カフェ本町Q番地」。白河市の移住コーディネーター業務の受託事業として、地元民、移住者、さらに市外・県外からの参加者が交流しながら学び合う「ヨソモノ歓迎の探究コミュニティ」として開催してきました。
11月23日に開催しましたvol.4のイベントレポートをお届けします!
カフェ本町Q番地とは
会場は私たちが運営している、白河市「本町9番地」のコミュニティ・カフェEMANON。
このイベントは、白河市の地元民と移住者、そして市外や県外からの参加者が交流し学び合う「ヨソモノ歓迎の探究コミュニティ」として開催しています。
Q番地が思い描くのは、居住している地域に関わらず、誰もが参加でき自分の「やりたいこと」や「気になること」を共有し合えるコミュニティです。Q番地での交流と探究から新しいプロジェクトやコミュニティが生まれ、参加者のみなさんが白河に住む・関わることにちょっとでも前向きな気持ちになってもらえたらと思っております。
今回のテーマは「マイプロを描く」
これまでのQ番地では、須子善彦さん(株式会社マイプロジェクト代表)をお呼びし、マイプロの成り立ちやマイプロで大切にしている考えのお話を聞いたり、白河や他の地域にてマイプロを実践している方のお話を聞いてきました。
vol.3では東京にて開催し、白河市の優樹福祉会の遠藤美穂さんと辺見設計の邉見啓明さんたちが進める、地域に開かれた新しい福祉施設を目指す「みんなのまちプロジェクト」を紹介しました。
このように、マイプロとはなにか?を知ったり、マイプロを実践している方々のお話を聞いてきました。その上で、vol.4である今回は「参加者が、自分だけのマイプロを描いてみる」ということをテーマに開催しました。
自分で自分のマイプロを作る、というのは少しハードルが高いかもしれません。参加者の中には「自分はこれまで何もやってきていないし…」という方もいらっしゃいました。
そもそも「マイプロジェクト」とはなにか?
須子善彦さん(株式会社マイプロジェクト代表)から、
『マイプロジェクト』とは自分とつながり、仕事とつながり、地域や世の中とつながり、新たな動きを生み出していく手法である
従来のプロジェクトは、成果のためにプランは改善されてゆくが実行者である「わたし」の気持ち・気づきは扱われない。マイプロジェクトは、常にわたしとの繋がりを意識し、わたしの気持ち・気づき・学びを取り扱う
とお話をしていただきました。
マイプロとは「わたし」から始まるものであり、「誰かの役に立つもの」や「成果や功績を出すもの」である必要はないのです。「わたし」のちょっとした困りごと、「わたし」が興味のあること、「わたし」が好きなことから、マイプロが始まります。
マイプロを実践してみると、「わたし」の思いは社会・地域へとつながり、同じ思いの「仲間」と出会い、社会に対するムーブメントにもなっていくことになるのです!
①「わたし」の存在に気づく
では、どうやってマイプロを描いてくのか?
まずは、自分について知るところからスタートです。
ワークシートを使って、自分の生まれたころから現在に至るまでのヒストリーを振り返ったり、これまでの自分のモチベーションを人生グラフにしてみたり、みんなには言っていないけど実は自慢したいことを書いていきます。
書いているうちに、「私って〇〇がずっと好きだな」「この頃、落ち込んでいたけど、〇〇がきっかけで前向きになれた」「昔、〇〇に夢中になっていた」と、どんどん自分のことが分かってくるようでした。
自分と向き合って初めて、「わたし」の存在に気づくことができるのだと感じました。「普段は、あまり自分のことを見ていないことに気づきました」とおっしゃる参加者の方もいらっしゃいました。
②「わたし」から始めるマイプロジェクト
次は、「やってみたいこと」「困っていること」「好きなこと」等から、マイプロジェクトを考えてみます。
合わせて、そう思った理由や背景を書いてみたり、そのマイプロジェクトで誰にどんな価値を生み出せそうかを考えてみたり。全部は埋めようとせず、書けそうなところから言葉にしていきます。
③仲間ができる
最後に、それぞれのワークシートをグループ内で共有しました。
「食物アレルギーを持っている子でも、おしいく食べることができるスイーツを広める」プロジェクト
「仕事以外の自分にやりたいことを見つける」プロジェクト
「人生を楽しみながら生きてく」プロジェクト etc…
などなど、たくさんのプロジェクトが生まれました!
グループ内で、マイプロジェクトの理由や背景を話す中で、相手の考えや思いに共感したり、「実は自分も」と自分自身の思いを共有したり、お互いに応援したくなる気持ちになりました。
マイプロジェクトを交換し合うことで、いつの間にか参加者同士が、「仲間」のような存在になったのではと感じる時間でした。
忙しい日々の中では、意外と「マイ=わたし」に目を向ける時間を取れていないことに気づきます。一瞬足を止めて、誰かと一緒に自分と向き合う時間を取れば、自分のやってみたいことは見つけて実践することは、そこまでハードルが高いことではないのかもしれません。
参加いただいた方からは、以下の感想をいただきました。
「自分のことについても、ささいな積み重ねを大切に、振り返ったり、選んだり、感謝を伝えていきたいと思いました。」
「素通りしていた事や人、人との関わりに関心を持つことができました。」
「参加者の方の言葉を通して、自分自身と向き合えたことが驚きでした。」
「自分の幼少期から振り返ることで、自分が何をしたいのか、何故したいのかが明確になりました。自分のアイディアを他の人から肯定されるのも嬉しくて、マイプロ実現のために頑張ろうと思いました。」
冒頭の須子さんの「『マイプロジェクト』とは自分とつながり、仕事とつながり、地域や世の中とつながり、新たな動きを生み出していく手法」という言葉を実感する時間となりました。
今回の本町Q番地のお供の紹介🍰
カフェ本町Q番地では、「食べながらお話ししましょ」ということを実は大切しています。毎回、コミュニティ・カフェEMANONのシェフこと青砥侑紀によるお手製の食事やスイーツをご用意しています。
今回は、タルトタタンやほうじ茶ケーキなど6種のケーキセットをご用意!
参加者の方からは、「豪華!」「いろんな種類が食べれて幸せ!」とご好評をいただきました。ぜひ、イベント内容と合わせて今後もお楽しみください。
次回は、1月11日(土)14:00~17:00カフェ本町Q番地vol.5
年度内”最後”の開催となります!
今回のテーマは、「わたしのマイプロ宣言!」です。
自分自身の主体的なアクション「マイプロジェクト」をシートにまとめて、参加者同士で自分のマイプロや実践してみたことを共有する時間にしたいと思っています!マイプロジェクト(株)代表の須子善彦さんをファシリテーターにお迎えして、自分のやってみたいと思っていること=マイプロについて、お話してみませんか?
当日はEMANONのシェフこと青砥侑紀によるお手製のおしるこもご用意しております🎍
詳細・申込は以下のページからご覧ください。