20. 【A】 英語学習スタートは遅ければ遅いほど良い⁈
Ami, thank you for your question! この note は Ami と Aya が Q&A を交換する形で書いています。今回は Ami からの質問に Aya が答えます。
今回の質問はこちら!
学校でローマ字を習ったから息子の中で アルファベット=ローマ字になっている!小学生低学年からでも英語や英会話の勉強を始めるのは遅くないですか?
確かにローマ字の知識が足枷となることはありますね。
特に、ローマ字と英語とでは同じ文字を使うけれど読み方のルールは異なるという前提を教えてもらわずに英語学習に突入すると、なかなか英単語を正しく読めるようにならないです。でも、この点は、英単語の学習を始める段階でこの前提を教えて、子どもたちにゼロベースで英語流のアルファベットの読み方を学ぶ態勢に入らせるように促せば解消すると思いますよ。
英語の早期学習を推奨する人が多いですが、以前にも書いたように、私は小学低学年でも早いと思います。
英語学習を早く始めることの最大のメリットはより長く学べることです。逆説的に言うと、始めさせたからには続けさせなければなりません。
また、小学低学年は遊び盛りですから、勉強中も遊びを求めます。思考することや表現することを遊びの一環としてできれば良いのですが、それを日本語でするならまだしも英語でするには言語力が伴いません。だから、低年齢向けの英語の授業はゲームや遊び中心に構成されます。ゲームや遊びを通して英語に触れさせ、無意識に学び取らせることを狙いとします。しかし、その英語の何割を大人になるまで覚えているでしょうか…?
ただ、英語や外国に興味がある子には、1日でも早く始めさせてあげてください!英語学習を他人事ではなくジブンゴトとして、積極的に自ら学ぶ姿勢を持っていれば、低年齢であればあるほど母語の干渉が少ないので言語学習に有利です。(母語の干渉とは、日本語の知識が英語習得の邪魔をすることを言います。)
では、いつから始めるのが良いのか?
私は、年齢が2桁になってからがオススメです!つまり、10歳以降ですから小学4年生か5年生がちょうど良い始めどきだと考えています。
理由はズバリ、10歳になる頃には思考力が成熟しているから。
科学的に、7歳から10歳が脳細胞の選別が完了し、残った脳細胞が情報伝達回路を進化させる時期と言われており、ゆえに思考力がぐんぐんと伸びるそうです。
言語は表現するための道具です。表現したい事柄がなければ、またそれを伝えたい相手がいなければ、その道具は宝の持ち腐れとなります。さらに、伝えたいと強く思って話したら、たとえ発音がおかしくても文法が間違っていても伝わります。
年齢に関係なく英語学習を長く続けるためには、自分の思いや考えを表現したいと思う気持ち、それを英語でしたいと思う動機が必要不可欠です。だから、この調子で、小2の弟君にはお姉ちゃんの英語の勉強に触れさせて興味を引く作戦で行きましょう!