朝、起きたら指をならす。ポキポキ乾いた音が家中に届く。次に首を回す。ボキボキ濁った音が家中に響く。最後に肩を回す。ゴリッゴリッぎごちない音が家中に響く。それから夜に外し忘れたコンタクトを目から取り出し、捨て、洗面所に向かう。鏡の前で、ボヤけた自分を睨み、軽い後悔を感じながら水を顔に塗る。眼球に申し訳なさを感じながら新しいコンタクトを目に入れる。ダイニングに向かい、弁当を詰めてくれている母の後ろでバナナを食べる。また洗面所に向かい、歯を磨く。バナナを食べた後の口内の“あの感じ”
本日10月1日、秋の気配が頬を撫でるこの頃、僕の母はじゃがいもを野菜とみなす人間(かもしれない)だということが判明した。 高校生の僕の毎日の昼食は母の弁当だ。僕はそれを1人で真摯に食べている。 いつもと同じように弁当箱の蓋を開けるとそこには仲の悪そうな三日月が四つ、ブロッコリーとトンカツの間に挟まれていた。こんがりきつね色の、皮までついたフライドポテト。弁当には白米も入っていた。なんて素晴らしい弁当だろう。炭水化物と油物。僕が若者である証明になるのではないだろうか。この弁当を
読書が好きだ。漫画より小説。三度の飯より読書。本はどんな人間も受け入れてくれる。どこにいても開かれる、孤独な僕らの第二の居場所だ。小学校低学年では歴史漫画を読み漁り、中学年で児童向け文庫に親しみ、高学年で小説に出会った。確か6年生の時には自己啓発本をひたすら読んでいた。中学に入ってからも僕と本とのデートは続き、お気に入りの作家の作品を読破しようとしたり彼らの本に出てきた本を読んだりと、本を取っ替え引っ替えして楽しんだ。読む冊数は減ってしまったがもちろん今も読書は僕の生きがいの
ウミゴロモです。2024年9月28日現在17歳の若者です。平日は毎日7:30から19:00まで学校にいます。マヨネーズが何よりも嫌いです。親と喧嘩をするほどのエネルギーがありません。16歳の夏の終わり頃から片思いをし続けています。告白する気はありません。ないと思いたいと思っています。ノクターンの20番が好きです。作家は中村文則が好きです。村上春樹も。他にもたくさん。最近は河合優実さんが好きで彼女の出演している作品を色々見ています。不適切にも程がある、かぞかぞ、あんのこと、ナミ