🍁藤樹の里あどがわ再訪記🍁 15 雨ふらし 2024年10月25日 00:02 天高き秋。私はこの時を待っていた…皆の者、いざいざ出かけん🏇 *というわけで、やってきたのは近江のくに滋賀県高島市にある、安曇川(あどがわ)。高島観光ガイドによれば、“歴史と伝統の息づくまち”となっております *少し前にこの地を訪れた際は、道の駅に少し立ち寄れただけでした。その道の駅内ですら時間的都合で全体を見て回ることができず、確認できていない奥のコーナーへの思いは募るばかり!← ついにこのたび、満を持しての再訪が叶いました~^^ リーフレットは件の道の駅でいただいたものですが、こちらにあるとおり、安曇川駅周辺は道の駅の他に、安曇川町出身の陽明学者・中江藤樹にまつわる施設がまとまって存在する地域。ついでと言っては何ですが、せっかくなので、できれば少し史跡なんかも見て帰ろうかなと わかりやすく経路が描いてあり非常に助かる🗺️今回は、陽明園という中国式庭園と、藤樹神社へ行ってみることにしました *中江藤樹は日本陽明学の祖とされている人…確かに日本史で習った *陽明学は儒教の一派で、元は中国・明代の思想家である王陽明が提唱した学説が、日本に伝わり藤樹殿はこれにビビビときたと *陽明学は実践主義的で、藤樹先生の教えとしては『致良知』『知行合一』『愛敬』『五事を正す』があるみたいだよ! *個人的には思想は狂気を孕んでる側面があると思うので、「オモロー」程度の距離感で接するようにしてます笑 さて。安曇川駅を出ると、すぐ近くに広場のようなところが……あっ、さっそく中江藤樹にまつわる石碑と、向こうには何やら像が建ってる~👆🏻 *進行方向でもあるので、近づいてみませう🐎(だから馬から下りろってば!JR乗んな!) ババババ―――――ン!!!!! やはり藤樹先生だ。お初にお目にかかります、どうも今日は~🫡 *自分的には、もうちょっとこう目じりが下がった雰囲気のイメージだったんですが、わりかし凛々しい感じで座しておられましたね。まあ、脱藩浪士でもあるからなあ 挨拶もそこそこに偶像の藤樹殿に別れを告げ、こちら“よえもんさん通り”をテクテク歩き出します(よえもんというのは藤樹殿の幼名)。今回のお出かけの主目的は何と言っても道の駅。ただ、藤樹殿と陽明学に関連する施設も同方向にあるので、とにかく進んでみることに *前回この辺りに来た時は人が運転する車に乗ってたため、実は土地勘がないも同然なのだ^^; *それにしても…見て、この空模様☁️どこが天高いんだ超くもってる!単身で動くとなぜかこうなる… 天候悪化に怯えながらしばらく直線的に歩いたところで、見えてまいりました!お目当ての道の駅 藤樹の里あどがわ🤩意外と簡単に辿り着けて一安心… *付近には『安曇川町歴史文化ゾーン』の案内板が設置されていたので、ひとまず確認します。ふむふむ…🧭 *よし。とりあえず、関心のあった陽明園が近そうだし、歩いて行ってみよう🐾 道の駅から5分と経たずに、どうやらそれらしき外壁が🧐?そっと寄ってみると、やはりここが陽明園で間違いないようです。よかった~😚💨 *この白亜の壁は、やはりパッと目を引くというか、存在感がありますね~。デザインもエキゾチックでおもしろいな…。壁上部の波打ちは龍体の表現のようです *公園的な場所なので特に入園料金はかかりません。さっそく中へ入ってみることに ほほう……これはなかなか…… *どことなく寂寥感もあるんですが、心が落ち着くような閑静さ。池や柳が秋風に揺り動かされ、その翳りも情景を彩るかのよう。門上の龍などに、中華風の要素ももちろん感じますが…なんともミステリアスな空間です。へえ~こんなところがあったんだ 陽明園は、日本陽明学の祖・中江藤樹生誕の地である高島市と、元祖・王陽明の生地である浙江省余姚市との国際交流を記念して建設されたそう *こちらの笏を持ったような立像こそ、陽明学の始祖・王陽明殿にあらせられます。に…您好!お邪魔します あたりを見渡すと、庭園内には所々にこのような巨石?群も。こういうのって、ひとつひとつに何か意味があるのかしら…?持ち帰り案件だな📝 柳の枝垂れ具合もまことに風情のあることよ…(柳だと思うんですが笑) *この日この時間帯は、ほぼ貸し切り状態。石造りのベンチもあるので、座ってしばらく景色を眺めながら休憩させていただきました *スケッチするのもいいかも なんとも美しい橋🌈 *池には鯉が悠然と泳いでいたよ 渡ったところにある門。この庭園は出入口が何カ所かあって、見た限りどこからでも出入り可能でした。(ちなみにお隣の中江藤樹記念館は改修工事中。)それにしても、あまり目にしたことがないような建築物が見れて、来た甲斐がありましたね *ではではそろそろお暇し、次は藤樹神社へ足を運んでみましょうか 陽明園からまた少し歩き、続けてやってきたのは、中江藤樹殿を学問の神様として祀る藤樹神社。彼を敬慕する人々により、大正11年に県社として建立されたそうです *鳥居の前の立て看板に渋沢栄一の名がみえますが…果たして? こちらは、境内の参道脇にある藤樹神社の由緒書き *参道を通って奥のほうに本宮があり、「頭がよくなりますように…」と真摯にお願いしてまいりました笑 お賽銭したけど、効いたかな…← あっ💥一万円札!……じゃなくて、渋沢栄一翁!かようなところでお会いするとは思ってもみませんでした🫡 *なんでも、彼は当神社建立にあたっての超強力なスポンサーだったとか。しかしスケールのでかい人だなあ。それで、特別に碑が建てられているんですね~ *さあ、参拝も済ませたことですし、あとは存分に道の駅を堪能することにいたしましょう✨うわーい!(近いんだから馬に乗るなよ) いよいよ、今回の真の目的地である、道の駅 藤樹の里あどがわを再訪です…!感激🥲 喜び勇んで入店する前に、リーフレットで施設の内容を確認しようか *紙面の施設内図の右部にピンクのエリア“工芸品コーナー”があるじゃない?そこよ、そこ!前回は時間がなくて、そこまで見切れなかったんです~。意外と広いスペースなことだけは確認したものの、後ろ髪を引かれながらその場を後にしたため、帰ってからも気になっちゃって😖今日は、“高島みちくさ市場”とともにゆっくり見せてもらおうっと🎵 買い物の前に、まずは滋賀県の伝統的工芸品である高島扇骨の展示を拝見します *安曇川の水防のために植えられた竹を材料として扇骨を作ることを、農家の副業としたのが始まりなんだって。こうして地場産業となっていくんですね 扇骨に地紙が貼られて、完成品の扇子になったものの画像。用途によって様々な種類があります。皆様は扇子、お持ちですか^^? 扇子の歴史と高島扇骨の起こりについて 扇骨の製造工程 *その場に扇子となった実物も飾られてましたが、華やいで美麗でした🪭 戦利品①:ここからは血眼になってゲットした品々をご紹介。まずは新米! *今年は特に、喉から手が出るほど待望視されていた感がありましたね~。今回身ひとつで来てるので、持って帰るのに困らないよう味見サイズの3合をチョイス。美味しいに違いないという点でうれしいの一言🥰 *パッケージがかわいいのも重要なポイントだったりする 戦利品②:あゆ昆布巻 *私は子どもの頃、祖父母とも一緒に暮らしていたためか、こういうものに抵抗がありません。当時、食事のシメにお茶漬けを食べる時なんかは、いろんな季節のお漬物や佃煮や総菜が食卓に並んでいて、今考えたら文化としても豊かだったんだろうな *その頃につちかわれたものが、これからもきっと自分を支え続けていくと思います 戦利品③:飲む酢たち *滋賀県唯一の酢醸造場・淡海酢さんが醸造元。品名としては清涼飲料水となってました。100mlの小瓶タイプで、数種類の味あり *こちらは『アドベリービネガー』と『サワードリンク梅』。ちなみに、アドベリーというのは、ボイセンベリーという品種の日本では珍しいキイチゴ属の果樹で、高島市が特産として栽培していることからこの愛称がつけられているとか *健康によさそうかなと😙 戦利品④:アドベリーが使われたスイーツたち *クッキーと、ミルクまんじゅう。おいしかったです😋 戦利品⑤:プリン *ご当地プリン狂としては買わずにはいられない代物…!しっかりめのハードタイプでしたね~ 戦利品⑥:球果状のものたち *種類いろいろあったんだけど、ユリノキと、せっかく高島に来たのでメタセコイアをチョイス✨ *こういうものが道の駅で売ってるって、なんとなく地方ならではの特色?を感じて癒されます^^ インテリアやクラフトに使う予定 戦利品⑦:リース *最後はこちら!スパイシーな香りのする葉っぱと、とうがらしの組み合わせで作られてます。赤がアクセントに効いてるし、クリスマスが近くなったら今年はこれを飾ろうと思って🎄上の球果でアレンジしてもいいかも!わあ、楽しみ~🔔 *あどがわ再訪記はこれにて。お陰さまでの~んびり空間を満喫し、見たかったものも見れたし、ご当地ものもゆっくり厳選できて最高でした🤤(その代わり、秋の花粉症が勃発したのは気のせいなのか…?笑) いいなと思ったら応援しよう! 妙なもん見たけどなんか元気になったわ…というスポットを目指しています チップで応援する この記事が参加している募集 #旅のフォトアルバム 47,222件 #写真 #感謝 #旅行記 #旅のフォトアルバム #感動 #風景写真 #滋賀県 #お出かけ #道の駅 #高島市 #戦利品 #再訪 #中江藤樹 #安曇川 #藤樹の里 #陽明園 15