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あとがきと奥付

一九九〇年ごろから二〇〇〇年ころにかけて、何度か、タイやマレーシアを訪れ、チェンライ、メーホーソン、ゲンティン・ハイランド、フレイザースヒルなどのリゾート・ホテルに一人で滞在し、熱帯に生息する蝶を採集して遊んだ。熱帯のジャングルに踏みいって、美麗な蝶を捕ることはわたしの少年時代からの夢だった。この詩集におさめた七編の詩はその旅のさなかにつれづれに書きしるしたものだ。

熱帯詩集** 奥付01_edited-1

写真の撮影者はわたしの娘の塩沢槙、本職のカメラマンである。 わたしは二〇〇一年に勤めていた会社を辞めたあと、大学を卒業してイギリスに留学して、日本にもどったばかりの彼女と一緒に、東南アジアのリゾート・ホテルのフォト・ガイドブックを作った。インドネシアのバリ島、マレーシア、ベトナム、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアと東南アジアの国々をめぐって、膨大な量の写真を撮影した。ここに掲載したのはその撮影のほんの一部である

女神の石像 01

この詩集は全部で四部作った。〝千駄ヶ谷の岸恵子〟こと、Y・Nさんに一冊、〝柏の浅丘ルリ子〟ことK・Tさんに一冊、写真撮影者の塩沢槙に一冊、贈呈した。自分の分も一冊作った。

終わり


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