2月26日
三連休でリズムが乱れ、寝るのが三時になる。十時に起き、職場へ歩く。タイミングを逸してから、~してほしかった、とわざわざ言ってくる先輩社員がいるのだが、一年目の社員に対しての仕打ちとしては下等すぎないか、と思ってしまう。知能はあるようだが、知性に欠けているのだな、と同情してしまう。
帰宅するとPR誌「ちくま」が届いている。3月号は鮮やかな赤、巻頭の市川春子の詩もuncannyでよい。蓮見重彦は映画や批評と隔たった「晩期高齢者」としての自恃たっぷりの雑感を綴っていてよい。斎藤美奈子、蓮見、舌鋒鋭い筆者たちの饗宴がこの価格で定期的に来る、という愉楽。読んで書く、という当たり前の往還を、ひと月に一回思い出させてくれるよい機会だ。