2月25日

 併読、という病気がある。もともとの飽き性が災いして、様々な本に栞を挟んでは、数ページ読んでほかの本に移ろう、ということを繰り返す。アナログなザッピングである。机上に本を積み、並べていたけれど、目移りするので今は極力数冊にとどめるようにしている。集中力がないので日中はいろんなことを少しずつやり、主にゲームをしている。このままじゃいけない、と高校生くらいからずっと思っている。
 特にここ数日は、やるべきことをやらず日々を空費している。こんど有休をとって一日中カフェをはしごし、流行りのノマドスタイルで書くことも考えたい。
 空間から自分を矯正(強制)すること、中高生が頼る自習室のように、俺たちはカフェなどに行く。ただ、東京郊外はどこも人が多すぎる。あるいはカフェが雑居ビルに挟まっていて狭かったりする。作業がしやすいところを見つけるのも一苦労だ。
 結句、家でやるために環境を作るしかない。六畳七万円のアパートメントで、どうにかこうにか牛歩の進みを得るしかないのだ。