4月5日
今日は今年で最も実りある1日だったと思う。ブルシット・ジョブを終えて18時30分からバレーボールの地域の体育館開放に向かう。学生、社会人問わず集まって、バレーボールをする集まりだ。会社の人から存在を聞き、今日初めて行ってみる。電車を乗り継いで40分、居心地が悪かったら嫌だなと思いながらのある意味での挑戦だったが、結句、行ってみて本当によかった。中高生がたくさんいて、社会人は少なかったが、近隣の高校に通っているという気さくな男子高校生たちの仲間に入れてもらい、サーブのテクニックや部活事情など教えてもらった。若い彼らは眩しかったが、一緒に何かができる喜び、自分も前に進んでいるという感覚が確かにあった。できることが増えていく感覚、共同体に受け入れられる単純な喜びで、疲労なんかどっかに吹っ飛んでいく。
また一緒にバレーやりましょう、と爽やかに別れ、また長い時間をかけて家路につく。何かにトライしてみて、それが作用するのは嬉しい。高く跳び、時に地面スレスレで拾い上げるバレーボール。繋ぎ続けることそれ自体の難しさと、繋ぎ勝った時の火花が弾けるような達成感に魅了されている。
彼らほどの若さはもうない。けれど少しずつ、前進し、上昇してゆきたいと、素朴に思う。