ある地名の風景
世田谷代田、秋の午後 daita
ちょっと前に
「ラム」というアイスランド映画を見ました。
主演は「プロメテウス」のノオミ・ラパス。
ラムとは、ラム・マトンのラムで羊のことなのですが、
なんと羊人間が登場するダークファンタジー。
ちょっとびっくり(笑)
ストーリーも良かったけど
やはり私としては
寒々と茫漠なアイスランドの風景が心に刺さりました。
北ヨーロッパの風景とは無縁ですが
小田急線に「世田谷代田」という駅があります。
駅の周りは「代田~丁目」という地名です。
”田”の付く地名は山ほどありますが、
”代田”なんてどんな田んぼだろう。
通るたびに思っていました。
なんでも、”田”という言葉は奈良時代にはあったそうで
元は畑も含めた耕作地、さらにその前は
場所、地面、平坦地を指したものだともいいます。
もっとも地名は当て字が多いので、
”代田”が必ずしも田んぼのことだとは限りませんが。
たとえばネギで有名な”下仁田”という地名。
「しもに」の田?
どう考えてもわかりません。
これは「にた」という語に「下」がついたもの。
「にた」とは湿地だと言われています。
プロレスラーに大仁田厚さんがいますが
この”大仁田”も同じでしょうね。
(つづく)
(世田谷区代田)