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ある地名の風景

間家の森の小さな祠     makka-2

知り合いから聞いた岩手の”まっか”さん。
漢字にすると”真下”さんだそうです。
育った町には”赤真下”(あかまっか)さんもいたとか。

どう聞いても色の話をしているような・・
真っ赤?赤真っ赤?

それで訪ねてみたくなったわけです。
苗字があるなら地名もあるかもと・・

でも残念ながら
その町では”まっか”という地名を見つけられませんでした。

そもそも”まっか”という地名が
あるかどうかもわかりませんし、
あったとしても地元の人が使う通称地名かもしれません。

「仕方ないかー」と地図を見ていると
お隣青森県の南の端、
岩手県境のあたりに「間家」の地名・・

「かんけ」?「まや」?「かんか」?
地名と苗字ほど読めないものはありません。

念のため調べてみると
なんと「まか」であることが分かりました。

「まか」と発音するのであれば「まっか」も十分あり得ます。

岩手の探索はちょっとお休み。
偶然とはいえ、まずは最初に目にとまった
青森は三戸町の”間家”に急行したというわけです。

「まっか」という人がいて
「まっか」という地名があったからって
それが何だっていうの?

まぁ、そう思うかもしれませんが(笑)
もし苗字と同じ地名があるとしたら
どんな場所に付いているんだろう?

それが見たい。
ただそれだけのことなんです(笑)

初めてきく「まっか」という音。
私を引きつけて止まない地名の魅力は
こうした他愛のないものなんです。

(つづく)

(青森県三戸町)


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