ある地名の風景
池上線に揺られながら今日も帰る私なの-雪谷 yukigaya
もうずいぶん前、「池上線」という歌がありました。
タイトルはその一節。
5~6年前、これを歌う西島三重子さんが
「小室等の新・音楽夜話」に出演されていて
久しぶりに聴きました。
まぁ、分かる人には分かる、懐かしい人には懐かしい(笑)
ここは池上線雪が谷大塚駅のあたり。
小田急線や京王線などと違い池上線は3両編成。
なんだかとてもかわいらしい電車です。
前回、前々回の久が原を訪ねて
もう一つ気になったのが”雪谷”という地名です。
駅名は”雪が谷大塚”ですが
町名は”東雪谷””南雪谷”のように
”が”が入っていません。
”雪谷”(ゆきがや)なんてとても綺麗な地名ですよね。
でも北海道や北陸でもあるまいし、何で雪?
東京ではこのあたりだけ雪深いとか・・(笑)
そんなわけもなく、何か謎が隠されているはず。
当て字だったとしても
こんなところに昔の日本人のセンスの良さを感じます。
今だったら、
久が原の北だから「北久が原」なんて言いそう(笑)
そういえば、鎌倉にも”雪の下”という地名がありますねぇ。
ざっと調べると
他に関東では茨城のかすみがうら市に”雪入”、
栃木の足利に”雪輪町”がありました。
面白いのでは熊本に”雪野”、沖縄に”雪崎”・・
本当の雪なのか、地形なのか、何かしらの民俗なのか。
はたして・・・
(つづく)
(大田区南雪谷)