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【海外ドラマ】ジェームズ・ノートン主演・製作総指揮の心理サスペンス『Playing Nice』
J・P・ディレイニー原作のベストセラーをもとにした英民放ITV局の心理サスペンス『Playing Nice』を観ました。
コーンウォールを舞台に、出生時に病院のミスで新生児を取り違えられた夫婦2組を描くもの。
出演はジェームズ・ノートン(『McMafia - マクマフィア』)、ニアフ・アルガー(『メアリー&ジョージ 王の暗殺者』)、ジェームズ・マッカードル(『アンモナイトの目覚め』)、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ(『ダウントン・アビー』)。全4話。
取り違えもののテーマとしては、我が子と信じていた子供をこのまま育てあげるのか、実際に血の繋がった子供を引き取るのか?という問題ですが、今作はそれに加えてのサイコスリラー色が強いです。
裕福な夫婦の夫が、欲しいものはどんな手段を使っても手にいれるというサイコパス体質で、彼の嘘と信じがたい行動により、もう1組の夫婦がどんどん窮地に追い込まれ、どちらの子供をも失う可能性に直面するという胸糞悪い展開。見ているとイライラするので、メンタルが弱いときに見るとキツイかも。
といっても、ストーリー的にはわりと平凡。予想通りの展開に進むので、どんでん返しやツイストは少ないですが、やはり子供たちがどうなるかが気になるので、結局一気見。
最終的には、納得できるエンディングだったので、すっきりしました。
登場人物は、ピート(ジェームズ・ノートン)とマディ(ニアフ・アルガー)のカップル、マイルズ(ジェームズ・マッカードル)とルーシー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)のカップルがメインで、この4人を演じる役者たちの競演になります。
『ハッピー・バレー 復讐の町』などで演技力には定評のあるジェームズ・ノートンは相変わらずの芸達者ぶり。彼が立ち上げた「Rabbit Track Pictures」が制作を手がけ、ノートン自身も製作総指揮に名前を連ねています。
サイコパスのマイルズを演じたジェームズ・マッカードルは狂いっぷりがお見事。ニアフ・アルガーも産後うつに悩むマディを好演。
『ダウントン・アビー』で人気を集めたジェシカ・ブラウン・フィンドレイは、あまりセリフのない目立たない役だったので、なぜ彼女が配役されたのが謎でしたが、最終的に「なるほど、だから彼女なのか!」となります。
ドラマはイングランド南西部コーンウォールが舞台で、セント・アイヴス、パドトウーなどで撮影されました。風光明媚な景色と海が美しいです。