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日本画に惚れてるわけ
ここ数年、日本画にハマってる。
いや、ハマってるというより、惚れ込んでる。
油画、水彩画、彫刻、写真と、アート体験を重ねていくと、自分の中で、1番心地よさを覚えるが日本画だった。
なぜ、心地いいのか、自分なりに思考すれど、しっくりくるものが今までなかった。
岩絵具の煌めき?
そこから生じる宇宙的感覚?
作品に会う際、
具象から入って、色彩へと意識が移り、その背後にある作家の描きたかった本質に迫ろうとする。
この1枚の絵が、重層的かつ奥行きのあるものへと変化する美的体験?
もちろん、上に書いたような理由も分からんでもない。でも、なんかしっくりこない。
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木々に色づく葉っぱらは、陽の光を面いっぱいに尖らせて、ムンムンとした熱気にムシたちが、夏の訪れを知らせていた。記憶の引き出しからは、ミンミンとあの音がお出ましになり、目の前の景色と重なって、ふと、思い出す。
閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
聴き覚えのあるフレーズは、自身の美的体験と重なった。日本画を見てる時、自分は岩であり、そこに蝉の声の如く岩絵具の色彩が、静謐にしみ入ってくる。静かながらに、穏やかに、見てる僕に沁み入る印象は、油画にも、水彩画にも、彫刻にも、写真にもない、日本画独特の魅力(作品から受けとる感性訴求)であり、鑑賞者に“安ら”を与えてくれる。
この安らこそ、数あるアートのなか、日本画に心地よさを覚える、最もな理由なのかもしれない。