「なんでそんな事も知らないの!?」という叱責は気にする必要が無いという話

閲覧ありがとうございます。
上司から「なんでそんな事も知らないの!?」なんて怒られ方をした事は有りませんか?
そんな怒られ方をして落ち込んでる人って結構見かけます。
今回はそんな方に「気にしなくて良いよ」って事を伝えたいと思います。

プリンターの使い方が分からず怒られた思い出

私も以前、こういう怒られ方をした事が有ります。
会議用の資料を印刷してくれと頼まれたのですが、やり方が分からず怒られました。
上司からは「なんでそんな事も分からないの!?」
と怒られた事が有ります。
しかし、よく考えてみるとそれっておかしな怒り方です。

明確な基準が無い

怒られた際に私は「では、明確な基準を教えていただけますか?」と聞きました。
加えて「そんなこと「も」と仰いましたよね?という事は最低限ここまでは知らないといけないという一覧だったり基準が有るんですよね?それを教えていただきたいです。そこを直すように努力しますので。」と聞きました。
「そんなのは無いよ!でも印刷のやり方も知らないなんておかしいから!」と言われました。
それに対して「「IT業界において印刷のやり方は知らなければいけないものである」という事は理解しました。他にもそのようなものが有れば是非教えていただけないでしょうか?今後の参考にさせていただきたいです。」と聞いても答えは返って来ませんでした。
その瞬間私は理解しました。
「この人は特に根拠も無くその場の勢いだけで怒ったのか」と。
さらに言えば「これは知らなきゃおかしい」はその人の基準であって明確な根拠は無いんです。
「ひょっとしてIPAに書いてるのかな?」と思いましたが書いてませんでした。

歩んできた道のりが違うのだから知識も違うのは当然

私が印刷の仕方を知らなかったのは今まで印刷をする機会が無かったからです。
例えばこれが技術的な知識だった場合はどうでしょうか?
IT業界には様々な分野、技術、製品が有ります。
さらにそれらは日夜更新されていきます。
それを全て把握するのは恐らく不可能でしょう。
歩んできたキャリアも当然人によって異なるので「相手は知ってるけど自分は知らない」というような状況は普通に有り得ます。
数十年IT業界に居るベテランから「RDP接続ってどうやるの?」と聞かれたりプログラマーから「このバッチが読めない」と聞かれる事も普通に有ります。
何故なら彼らは知らなかったのか?
それは単純に「インフラエンジニアではなく開発をしていたから」です。

知らない事自体は恥ではない

IT業界は知識にゴールというものが無いです。
「これを知っておけば良い」等と言うのが無いので人によって知識に偏りが有るのは当然です。
なので「知らない事」を責められても気に病む必要は有りません。
どちらかと言うとそこから学ぼうとしてるか否かの方が大切です。

知らなかった事によって上司に怒られた、失敗をしたという事が有っても前向きに学んで行ってくれたら嬉しいなというお話でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?