わろ(炉人)

数奇な人生を切り売りする笑う精神の語り部として生きています。幼少期は文学に救われ、現在は音楽にとても救われています。

わろ(炉人)

数奇な人生を切り売りする笑う精神の語り部として生きています。幼少期は文学に救われ、現在は音楽にとても救われています。

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Summer to heaven 時を超える涙

この物語は、作者が医師から診断されている統合失調感情障害の症状が出ているときの感覚からみた世界をなるべくリアルに表現しようとしたものです。病気の発症前からたくさんの人との出会い、多くのことを学ばせてもらい前に進む勇気を与えてもらってきました。ありのままの自分こそ、本当の自分だと心から思えるようになるまでの軌跡を綴ったものです。幼少期のエピソードの一部や、精神的に不安定なときの絵や文章など受け手によっては大きなショックを受ける可能性があるのでご注意ください。文章だけではなく、わ

    • raw bit.

      心のままにを愛せるなら どれだけすばらしいだろう それぞれ登った足場 プレッシャー 目の前の人を愛せぬ苦しみ それでもまた慈しみ 幸せであれと夢をみる 互いが互いを尊重すべく 在るべき場所に還って行く なんにでもなれる どこまでもいける そこの名前は お前がつけりゃいい それが調子いい 幸せハッピーこれに尽きるだろ 宇宙はどこまでもひろがってく 星が息吹く日をまた待ってる 月と太陽 巡る時間 笑ってる 東の果ての島 ロクデナシ 成れの果て オンザセット またTIME BET

      • モギリの一郎

        人間関係 基本はリスペクト ときに剥きたくなる牙に躾 押し付けがましい クソやかましい あーーーー ラーダーマーシー 簡単に言うけど超難しい 遺影に見守られながら擦るナニ 何?何?おれの人生の価値 how many? もう隠し事なんかしたくない しっこもうんこも我慢しない でも今はトイレ行かない 精神の城でまた満たすHigh 万力の思考 脳を締め付け 化け猿の尾を斬るヤジロベー 月をぶち壊すサイボーグ アラレ 今だけ 若気の至り 騒げ ふざけたいから本気出すだけ 粉骨砕身

        • タイムふろしき

          13歳の頃の頭のいい翼くんのときから、32歳の今に至るまで本を読むことをやめていた。 子どもの頃に本を読んでいたので、知識にとても偏りがあったとおもう。 特に好きだったのはミヒャエルエンデと芥川龍之介、宮沢賢治、夏目漱石、、、ミヒャエルエンデはドイツの作家だが主に日本の文豪たちに脳みそをいじられていた。 おれと会う人の中には「よくグレなかったね」のように声をかけてくれる人がいる。 いろいろな理由があるけれど、そのひとつが自分の中に確固たる世界を築き上げていたところにあると

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        Summer to heaven 時を超える涙

          R.I.P.

          身を粉にして働いて 楽をお金で買わされて 残った時間で不幸になってるバカ ベースはどこか地に足つけろ 頭落ち着けろ ピンチのときには気合いで乗り切ろう 自分の力量 見定めた上で生きよう その中で死ぬまで闘おう 人間にじゃなく社会に立てるファックサイン まだまだだなって常に思わされる 擦れることなく真っ直ぐな精神 ガキの頃くらったデュマの三銃士 ああ無情 そんな世界に吸い込まれてくおれはメンヘラ 永遠の厨二病 小2のヴァイブス イカれた生き様はもうやめられない やさしい人たちに

          直美生誕54周年記念作文

          直美へ。 大変でしたね、色々ありましたね。 ぼくはこの前やっと反抗期が終わりました。 第二次反抗期のはじまった頃、あなたと家庭裁判所を通して戦ったことは今となってはいい思い出です。 相も変わらず誰の言うことも聞きたくないぼくですが、最近はあなたの言うことなら聞いてもいいんじゃないかなぁと思っています。 エモーショナルで聡明、そして乙女な直美。 最期はアルコール消毒のし過ぎでくたばりましたね。 死期を悟ったあなたが全力疾走する姿は、今もおれの心に焼き付いています。 母親として

          直美生誕54周年記念作文

          キッズリターン

          産まれは1990 直美の子 世界に羽ばたく翼という名がはじめのギフト 児童相談所 田中ビネー IQ測定不能 3歳とか4歳で大人顔負けの理論 与謝蕪村の和歌を口ずさみながら 男と直美が寝てる隣の部屋で おもちゃをひたすら分解してた 直せなくていつも怒られてたっけ 口から生まれたって直美にいつも笑われるの 2歳から読んでた世界の偉人とか百科事典 そんときから気付いてた宇宙の真理 もっと触れたかった自然の神秘 やられたらやり返すまで帰ってくるな 大泣きしてもやり返してくるまで

          キッズリターン

          ただいま。

          幻 片手に真夜中のキッチン キッチリドアを閉ざしみっちり一気する溜飲 バカ吸い込んでゆっくり吐き出す空気 「まだ世の中の風に慣れてないんですよ いささか刺激的すぎやしませんか」 「うるせえ、お前何でも強いのが好きだろ? もっとヘベレケになるまでぶち込んでみろよ。」 小僧のまま構想に没頭 蛇毒ぶち込み 獲得する耐性 海底 深くまで掘り下げた井戸 錆落とし多面体写す滑車 「底なんて見えないよ。音も聞こえない。 手ごたえ感じたら一気に引いて汲み上げるわけ。 滑りがいいんだ。

          12才のころ、横浜から京都まで歩いた話。

          今年も一年ありがとうございました。 4月に妻とムスメと共に、北九州から沖縄に引っ越してきて早いもんでもう年の瀬。 相変わらず定職に就くでもなく、忙しい頭と付き合い、家族にも付き合わせながら直向きに音楽活動に励ませていただいております。 20代の大半を引きこもり、三十路を過ぎて躁共にあらゆる方向に感情を爆発させながら現在に至るまで突っ走ったり沈没したり、時にぶっ壊れたりwww 感情の矛先である音楽が自分の救いであり祈りであり前進するためのエンジンでもあり。 様々な感情を音

          12才のころ、横浜から京都まで歩いた話。

          なんとかするから。

          新曲のmusic videoをアップロードしました。 よろしくお願いしますm(_ _)m ビートは北九州のproject neetersからmonos_penta🔥 今まで歩いた道と、これから歩む日常。 どうあるべきかは知ってる。 おれは、おれを知ってる。 クズだしカスでも超健全。 抑えきれない衝動性。 狂ってる頭は誰のせい? って誰かのせいにすんのやめとけ!笑 真っ直ぐ素直で超いいかんじ。 おだてられたら調子いい。 興味のほう 好奇心のほう 昨日より今日、音に乗りフ

          なんとかするから。

          ありがとう。

          鼻水と涙で顔をぐちゃぐちゃにしてしまった。 特に悲しいことなど何もないのだが。 家族や周りからのあふれるほどのやさしさに包まれると、正直困惑する。混乱する。不安になる。しあわせだ。うれしい。なんで。よくわからなくなって気が付いたら涙が止まらなくなっていた。 みんながおれにやさしくしてくれるなんて、いつものことだ。 人の善意でおれは今まで生き延びてきたようなもの。 何を急に泣き出したのかよくわからない。 散々泣いて鉛筆でノートに気持ちを書き留めたあと、スッと肩の力が抜けた

          デンパチ!(ごめん、きみのこと覚えてない。笑)

          おれは精神科病棟に合計3回、述べ一年くらい入院していたことがある。 理由は3回とも同じ。 希死念慮がたまらなく酷くなり、そのまま本当に死んでしまうのが嫌だったから。 希死念慮というと(死にたい)という気持ちのことを指すと思われがちなのだが、当人からすると少し違う。 あくまで感情なのだ。 こんなに思考に縛られて苦しいのなら死んだ方がマシというか、、、楽になりたいというか。 抜け出したくても抜け出すことが難しい。 希死念慮は感情だということを、頭で理解して冷静に自分のこ

          デンパチ!(ごめん、きみのこと覚えてない。笑)

          猫谷(隣人)

          妻と一緒になり、北九州に家を借りた。 庭付きの戸建で、そこの床は傾いていた。 そこには後に妻に猫谷と名付けられた、四足歩行の先住民がいた。 よく喋る、尻尾が曲がったメスの黒猫。 我々には我々の暮らし、彼女には彼女の暮らしがある。 衛生観念が違うため家の中には絶対入れてはいけないと2人で固く誓い、それでも気がついたら家族同然になっていた。 引っ越してきたばかりのときに、2-3日姿を見せなくなったことがあって本当に心配になってうろたえた。 天気の良い日は庭に一緒に横になっ

          猫谷(隣人)

          偏ったままのコントラストから色鮮やかなグラデーションへ

          13歳の頃の頭のいい翼くんのときから、32歳の今に至るまで本を読むことをやめていた。 子どもの頃に本を読んでいたので、知識にとても偏りがあったとおもう。 特に好きだったのはミヒャエルエンデと芥川龍之介、宮沢賢治、夏目漱石、、、ミヒャエルエンデはドイツの作家だが主に日本の文豪たちに脳みそをいじられていた。 おれと会う人の中には「よくグレなかったね」のように声をかけてくれる人がいる。 いろいろな理由があるけれど、そのひとつが自分の中に確固たる世界を築き上げていたところにあると

          偏ったままのコントラストから色鮮やかなグラデーションへ

          流水流西田が脱近代宣言を読んでいく①

          友達から借りた。 どうやら落合陽一さんという科学にも強いアーティストと、哲学者の清水高志さんという人と、あと上妻世海という人の3人が喋っている本。 マジで世間のこと知らなすぎて誰のことも知らずに何が始まるのかもよくわかんないけどすごい人たちが対談するというすごい脳みそのせめぎ合いが見れるらしい。 読書感想文などという高尚なものではない。 まとめて読むと頭が疲れるし、読んだこと忘れてしまうので少しづつただメモのように記録していく。 いまのインターネットは人間の感覚を通した情報

          流水流西田が脱近代宣言を読んでいく①

          腹が減って仕方ねえ。

          貪欲な自分が人を傷つけていることを自覚する瞬間、おれはおれであることにほころびを覚える。 「肥大したエゴで突っ走ったところで、お前は何も背負ってこなかっただろ。」 そういう声が後ろから聞こえる。 「なあ、ずいぶんと長く君を閉じ込めさせていたせいで世界はこんなにも変わってしまったよ。」 どいつもこいつもふかふかの椅子の戦車に乗りやがって。 「歩いて戦う時代じゃない。」 テメェらのやろうとしてることをこっちは30年前からやってんだよ。 散々エネミー扱いしやがって。

          腹が減って仕方ねえ。