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萌えきのこ図鑑 No.7 シロオニタケの仲間
シロオニタケ(白鬼茸 Amanita virgineoides)は、テングタケ科テングタケ属に分類されるキノコの一種である。
中略
外観が類似した種類が数多く、しばしば互いに混同されている。シロオニタケモドキ(Amanita hongoi Bas)はつばがより堅くて厚く、脱落しにくいことや、胞子がシロオニタケのそれよりも僅かに大きいことで区別されている。ササクレシロオニタケ(Amanita cokeri (Gilb. & Kühn.) Gilb. f roseotincta Nagasawa & Hongo)は柄の基部が徳利状に太くならず、つばより下には、さかむけ状のささくれを生じ、子実体は成熟すると次第に淡い鮭肉色~ピンク色を帯びてくる。またタマシロオニタケは全体に小さく、柄の基部は徳利状に太まらず、カブラ状に丸く膨れることで異なっている。その他にも、数種の類似種が国内に分布しており、世界的にはさらに多数の種が存在している。
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とにかく存在感のあるきのこ。茶色が多い里山において、純白で巨大なのでよく目立つ。
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幼菌のころはイガイガの雪だるまの形状でとても愛らしい
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普段山を歩いていて、きのこに声を掛けらる気がするので、派手で大きめのきのこをわたしは「声の大きいきのこ」と勝手に呼んでいる。こっちを見て!と叫んでいる気がしてしまうのだ。
シロオニタケは植物と共生する[外生菌根]であり(未確定)、「もろくて壊れやすく、白色で傷つけても変色することなく、味やにおいは温和で刺激を感じない」とある。
強そうな見た目に反してとても繊細で平和的なきのこなんだなと感じる。
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