自由で無邪気な、経営者という生き物
今日は仕事の合間に転職の面接、というか面談だった。
やっぱり現職人事をしていると、「ヒトの観点だけじゃ解決できないよこの問題は…」とため息をつき、無力感に苛まれる毎日ではあるけど
「ヒトの視点が一番大事だ」と経営者に言われると、別に自分が評価されたわけでもなんでもないけど、ふふふっと思う。
ヒトの視点、と言っても本当に多岐に渡るけど
ビジョンとかミッションとか、その会社に勤める人が全員持つ、中核のアイデンティティを作り上げたり
こんな人はウチで活躍する人材だよね、と採用要件を定めたり
時にはルール違反をした社員を戒めて組織のモラルを保ったり
その会社にいるヒトを、愛すべき凸凹を残して整える人事の仕事は、すっごく大事だと思うのだ。
それを同じように大事だと思ってくれる経営者の下で働きたい。
そして、自分より遥かに大きいビジョンを持つ経営者の隣にいたい。
「日本のプロダクトやサービスのクオリティレベルは世界でぜんぜん負けてない。でもファーストムーバーになれないから、後から参入して負ける。もっともっと、ファーストムーバーを作り出したい。日本の一握りの人から、もう一度日本を盛り上げられると思う」
「1周目、人事の観点じゃ力になれないって思い知る。2周目、人事以外のことをやってみる。3周目、人事がやっぱり1番大事だと思い切る。この3周目が1番納得感があり、強い。」
「人間の欲求をそのまま叶えていたら、自分にも地球にも優しくなる、そんなサイクルを作りたい。美味しいものを食べたいなと思ってベースフードを食べたら健康になる。綺麗なものを買いたいなと思ってベースライフの商品を買ったら地球にも優しい。そんな欲求が良いサイクルを生み出す世界をつくりたい。」
こういう、「アンタそれが出来りゃ苦労しないよ」みたいなことを、
目をキラキラさせて楽しそうに語れる経営者は素敵だ。
2回目だけど、私はそんな経営者の下で働きたいのだ。
良い会社だと思った。素敵な経営者だなと思った。あとは覚悟だけ。やりきって、気持ちよく退職するだけだ。
頑張ろう。明日も、後悔がないように。