Secondlife ブロガー体験記
Secondlifeにおけるブロガーの役割
リンデンラボ社が提供するメタバースサービス"Secondlife"では、もう随分前から多くのブロガーさんたちが活躍しています。
それはSecondlife内のほとんどのアイテムがユーザーであるクリエイターさんたちによって作られているから。私たちはクリエイターさんから直接商品を購入します。その販売ツールとしてリンデン社が提供するWebサイトのマーケットプレイスや、Secondlife内で提供されている(これもユーザー制作)ベンダーサービスがありますが、そこに宣伝機能はほとんどないため、クリエイターが自分の新製品の情報を発信する場として、ブログはとても重要なのです。
Flickrの活用
Secondlifeでクリエイターの宣伝活動に活用されているのがFlickrです。有名ブロガーさんの中には、Flickrで1万人のフォロワーを獲得されているかたもいます。すごいですね。
SecondlifeのSSに限定したFlickrグループもたくさんあります。1枚の絵を600〜800のグループに登録しているブロガーさんを見かけるので、その規模の大きさには驚かされます。
Flickrの魅力は、高解像度の画像を掲載できること。Secondlife内の多くのクリエイターさんがストアのFlickrアカウントを持ち、新製品のADを掲載しています。そして更にその製品を使って撮影されたSSを、ブロガーさんたちが掲載するのです。
Secondlife専用のブログ投稿管理システム
活発なクリエイターさんになると、月に数点の新製品を発表します。そして採用ブロガーも数十人に上ります。それらを管理するのは一仕事!ということで、クリエイターとブロガーのやり取りをサポートする専用の管理システムも提供されています。それがBlogotexです。https://blogotex.com
そこに登録されているアクティブブロガー数4千7百アカウント、1ヶ月の投稿が37万!Secondlifeのブロガー活動の規模の大きさが分かります。
私がブロガーになったきっかけ
ストアのブロガーになるには、発信力が必要となりますので、簡単ではありません。私自身、撮影やレタッチの技術の初心者だったので、個人的に趣味で撮りつつ経験を積み、力を付けてから、と考えていたのですが、MISS SL のコンペティションで入賞したことで、MISS SL Organizationのブロガーに登用して頂くことになり、真剣に取り組むようになりました。
MISS SL Organization ブロガーサイト
ストアブロガー
ストアのブロガーになるには、Secondlife内のストアへ行ってそこに設置されているBlogotex看板から応募するのが一般的です。新規ブロガーの募集を常にやっているストアもあれば、期間を限定して募集しているストアもあります。
私は現在、2つのストアのブロガーを1年半ほど続けさせて頂いています。どちらも私の投稿作品を見て気に入って登用してくれました。その当時、まだまだフォロワー数、PV数、Fave数、いずれも少なく力不足だった私を、信用して採用してくださり、本当にありがたかったです。
その1つ、POISON ROUGEさんの製品で撮影したSSをアルバムにまとめました。現時点で65枚ありました。まだまだこれから追加予定。
ドレス、アクセサリー、帽子など、セクシーで大人っぽいものから、可愛いらしいものまで、様々なデザインを製作されていて、個人的によく撮影していたところ、クリエイターさんが私の投稿を見て気に入ってくださり、ブロガーになってと声をかけていただきました。本当にありがたいです。
これまで撮ってきた中から特にお気に入りを何点か。
もう1つ、ブロガーをさせて頂いているZibskaさんのSSもアルバムにまとめました。Zibskaさんはヘッドドレスやアクセサリーのクリエイター。
その中から何点かお気に入りをご紹介。
その芸術性と遊び心の高さで、Secondlifeでとても目立つ存在のZibskaさん。私も憧れて、思い切ってブロガーに応募したところ、即答で採用してくださいました。とても嬉しかったです。
ブロガー活動を通して感じること
ブロガー活動を通して私が感じたこと、それはメタバースにおける創造性の高さです。現実ではとても手が出ないようなドレスやアクセサリーを自由に作り出し、そしてそれを身につけて気軽に楽しむことができる。そのおかげで、交流の幅もとてつもなく広がっていきます。
私がブロガーをさせていただいているストアのクリエイターさんは、いずれも海外のかたで、お互いに第2言語である英語でのコミュニケーション。不慣れなため、言葉は多くありません。それでもそれぞれの作品を通して、真剣さ、楽しさ、前向きさが伝わってくるので、とても良好な関係を保つことができています。
芸術とは、言葉とは違う表現・コミュニケーション手法の一つだと私は考えています。それを通して様々な人と心の交流を持てる事が、素晴らしい。
まだまだブロガーとして力不足な私ですが、そんな交流を楽しみながら、少しづつ成長していけたらいいなと思っています。