鈴井ロキ

気まま系物書き。ゲームにハマるとSNSから消える人。気分がノると仕事終わりの散歩で10キロ歩くタイプ。要は変な人

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気まま系物書き。ゲームにハマるとSNSから消える人。気分がノると仕事終わりの散歩で10キロ歩くタイプ。要は変な人

最近の記事

夏祭りセリフ集【ストーリー仕立て】

【セリフ1】 ーシチュエーションー 幼馴染の男の子が大好きだけど素直になれない女の子。夏祭りを前に親友の子にとあることを言われて悶々とする 「はぁ……もうすぐ夏祭りかぁ。親友はこの機会にアイツ誘えとか言うけど……直に誘えたらこんな苦労しないっての………」 【セリフ2】 ーシチュエーションー 幼馴染の女の子が気になる男の子。夏祭りを前に約束してた友達から電話がかかってきて……… 「はっ?彼女と花火見に行くから……ってお前マジかよ。友達より彼女さん取んのかよ。え?代わりにア

    • 掛け合い 傭兵たちの輪舞曲

      ーシチュエーションー 多数の敵に囲まれたパイロットとオペレーター 状況は悪いが最悪というほどではなかった 戦いの途中で敵の増援を姿を確認。同時に謎の機体も現れる……… A「くっそどんなに倒しても数が減らねぇ………おい、残りはどれくらいいる?」 B『13機ってところね。あと悪い知らせよ。3時方向から増援、数20』 A「おいおいまだ来るのかよ。たかが傭兵1人に過剰戦力すぎるだろ」 B『それだけ恨みを買ってるんじゃない?………あれ?』 A「どうした?」 B『3時方向か

      • 【モノガケラ】彼が依頼を受けるまで【掌編】

        時刻は午前0時20分。 この時間の地下駐車場は車や人の行き来がほぼなく、あまりに静かだった。そんな中でまばらに止まっている自動車の内の一台。黒いワンボックスの車内ではクラシックの音が飛び交い、運転席にいる灰色のパーカーを着た男が目を閉じて背もたれに身を委ねている。 しばらくすると、コンコンと助手席側の窓がノックされた。その向こうにはメガネをかけたスーツ姿の男がいる。音楽を止めて助手席側のドアのロックをはずすと、スーツの男がそのまま乗り込み助手席に座った。 「仕事の依頼だ

        • 【モノガケラ】Vtuberというお仕事【掌編】

           その日の夜。YouTube上で 一人のVtuberが配信を終えようとしていた。 「はいそれじゃぁ今回の配信はここまでー。明日は20時から今Vtuberに大人気のあのゲームをやろうと思いまーす!リンメイトのみんなはもちろん遊びに来てくれるよね?待ってるからねぇー!それじゃぁ今日もー。おっつおっつリーン♪」  配信を閉じ、愛用のゲーミングチェアに背中を預けた途端、思わず気が抜けてため息が漏れる。 「あ〜………さすがに長時間キャラを保ちつつ喋るのは疲れるわぁ。まぁ好きでやっ

          気まぐれ日記#001 推しと読了未満と裏話

          日常の出来事、本の話、作品の裏話などを不定期で書き綴る気まぐれ日記。 今回は3月も終わりなので月のまとめを限定的にほんのりしつつ、 先日上げたお話の裏話もしていきます。 ーホロライブ沼にどっぷりー去年の6月頃にホロライブを知って以降、だいぶ沼に浸かっている身だけど今月はホロ関係のオマケ付き菓子が2種類発売されたのもあって、最推しを求めて奔走する月になりました。 どちらかというとオタク気質ではあるし、その手のグッズ等も普通に買うけど合計40枚という大量のウエハースを購入・消

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          桜色の片思い

          自宅から歩いて数分のところを流れる川。 その遊歩道沿いに、流れに合わせるかのように桜の木がいくつも植えられていた。 なかなかの大きさの木が川と遊歩道の間を歩くかのように何十本と並び、春になるとそれら全てが一斉に咲き誇る。 目を奪われる光景がそこにはあり、遊歩道から橋の上からと多くの人がカメラのレンズを向ける。 開花の季節になると花見がてらに散歩に行くのが毎年恒例となり、今年もまた満開の桜を見に歩き始めた。 道中にも公園や学校にある花開いた桜が目に映る。淡い色の花びら

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          悪役風セリフ集

          自作の悪役風のセリフ集です 口調や呼称などが自由に改変していただいて構いません どういうセリフなのか理解しやすくするために簡単な状況説明を添えています 1.人皮専門の裏加工屋状況:部下が“仕入れて”きた死体を前にして 「あのさぁ………メッタ刺しにするなって前にも言ったでしょうーーーがっ!  まったく………こんなに穴だらけにしたら使い物にならないじゃないか。  せっかく加工のし甲斐があるキレイな皮なのに………」 2.ナチュラルキラー状況:探偵役に今までの行いを咎められて

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          【モノガケラ】スポーツ漫画でよくあるシーン【掌編】

          これはとある物語の小さな欠片 この一小節のお話は、 どこから始まりどこに行き着くのか それは貴方の想像次第……? 「これで菅高は予選Aブロック突破、    全国行き決定か……いいねぇ。    本戦で当たるのが楽しみだ」 全国大会予選Aブロック決勝。 接戦を制し初めて全国への切符を手にした 白いユニフォームの選手達が勝利に乱舞する。 客席にはそんな選手たちを見つめる 二人の男子生徒の姿があった。 「まるで我々がすでに全国行きを    決めたかのような物言いですね。

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          【会話劇】適当ノート【滴燈堂は暇すぎる】

          【簡易設定資料】 滴燈堂 都内某所にある喫茶店。客が来るのが一つの奇跡 塚越四可(つかごしよつか) 滴燈堂の店長。彼女もまた変わり者 川中六巳(かわなかむつみ) 滴燈堂の店員。根は割と普通の女の子 ??? ここでは詳しく語れない人。ただし秒でバレる 「店長。倉庫の整理してたら    こんなの出てきたんですけど………」 「あら懐かしい。    先代が暇潰しに使ってたノートじゃない」 「先代……それって店長が    まだバイトしてた時の?」 「そうそう。お客様がい

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          【会話劇】春の季語は目の前に【滴燈堂は暇すぎる】

          【登場人物】 翠峰四可(みどりみね よつか) 滴燈堂店長。お酒は静かに呑みたい派 藍原六巳 滴燈堂店員。まだ未成年 「最近、急に暖かくなりましたね」 「そうね。この間なんて場所によっては    夏日になったところがあるみたいよ」 「もう5年くらい季節の境目が急激というか、    なんかこう乱高下がエグい感じしません?」 「分かるわ。今みたいな時期は前と比べると    寒暖差の揺れが大きくなってきているように    感じるものね」 「本当ですよ……あ、話変わります

          【会話劇】春の季語は目の前に【滴燈堂は暇すぎる】

          【会話劇】ブラックヒストリー【滴燈堂は暇すぎる】

          【簡易設定資料】 滴燈堂 都内某所にある喫茶店。本当に客が来ない 翠峰四可(みどりみね よつか) 滴燈堂店長。高身長系お姉さん 藍原六巳(あいはら むつみ) 滴燈堂店員。色々気になるお年頃 「店長って黒歴史とかあったりします?」 「あるかもしれないけど……    人に言わないから黒歴史なんじゃない?」 「たしかに……でも人の黒歴史って    ちょっと気になりません?」 「私は気にならないけれど………」 じーーっ 「……はぁ。仕方ないわね。    ならこうしま

          【会話劇】ブラックヒストリー【滴燈堂は暇すぎる】

          【モノガケラ】それでは次のニュースです【掌編小説】

          時刻は午後10時15分 都内某所のとあるマンションの一室 明かりが灯されておらず カーテンで月の光も届かない テレビから垂れ流される雑多な光 それが唯一の光源となり僅かに部屋を照らす それと同時に部屋の主である 男の端正な顔立ちも浮かび上がらせる 男はインスタントラーメンを啜りながら 報道番組で取り沙汰されているニュースを見る 『先週の日曜日午後5時頃、    練馬区に住む女子高校生、    南郷花梨さんが行方不明になった事件について    警視庁は誘拐事件と断定。  

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          【会話劇】初めてのデートはどちらに?【滴燈堂は暇すぎる】

          【簡易設定資料】 滴燈堂 都内某所にある喫茶店。客が滅多に来ない 碧峰四可(みどりみね よつか) 滴燈堂店主。マイペースお姉さん 藍原六巳(あいはら むつみ) 滴燈堂の店員。アルバイト。大学生 「ねぇ店長。いきなりですけど    店長は人生初のデートでどこ行きました?」 「本当にいきなりね。    えーっと……たしか神保町の古書店街ね」 「神保町……ってたしかあそこですよね?    千代田区の北の方にある………」 「そうそう。皇居のすぐ近くにあるところね」 

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