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こども店長ワークショップin新潟市 イベントレポート#11
こんにちは。ロイダッツスタッフの本間です。
今回は2023年9-11月にかけ、新潟市で実施したこども店長ワークショップをレポートします!
1. イベントの概要
子ども店長ワークショップは、主に小学生のお子さんに向けてチャリティショップの一連の流れを体験してもらうワークショップです。
ワークショップのねらい
・こどもたちのキャリア教育として、社会を変えるお金の使い方を学ぶきっかけをつくる
・自分のいらなくなったものが、誰かを助ける力になるという小さなソーシャルアクションを生み出す
・住民参加型のまちづくりのきっかけをつくる
2019年に東京都千代田区の番町で子ども店長のチャリティショップを実施したのですが、わたしが住んでいるまちである新潟の子どもたちにもぜひ体験してほしい!と思い企画しました。
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ワークショップ会場である上古町SAN副館長の金澤さんに、「こどもたちと一緒にショップを開きたい」と相談したところ「秋に商店街で開催する商店街のお祭り"カミフル門前市"で出店してみては」というご提案をいただきました。
その後、上古町商店街振興組合とつないでいただき、11月5日のカミフル門前市を目指してこどもたちとお店の準備をしていくこととなりました。
チラシと口コミで募集した結果、ワークショップには年長さんから小学4年生まで6人の子どもたちが集まってくれました◎
2. 第1回:アイテムを選ぼう(120分)
<プログラムの流れ>
①チャリティショップとは
②自己紹介
③好きな服選び
④ガーランドづくり
⑤寄付先について
①チャリティショップとは
9月21日に、第1回目のワークショップを開催しました。まずは、チャリティショップとはどんなお店かを伝えるため、なるべく子どもたちにもわかる言葉で説明しました。
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②自己紹介
次に【自己紹介ビンゴ】でお互いの好きなものを知っていきました。
③好きな服選び
自己紹介が終わったあとは、自分のお店に並べる洋服を選びます。寄付いただいた洋服の中から、子どもたちが自分のお店で並べたい好きなアイテムを一点一点、選んでいきます。
子どもたちは、ファッションショーのように洋服を身体にあてながら選んでいて、とても楽しそうでした。
この洋服が可愛い!大人っぽい店にしたい!など、それぞれのこどもたちの感性で選んでいきます。
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④ガーランドづくり
次に、寄付いただいたハギレや古布からガーランドを作りました。今回はロイダッツのロゴのカラーに合わせてピンクや白を中心とした色を選びました。
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⑤寄付先について
最後に、売上の中から寄付する団体についてみんなで話し合いました。
その結果、今回のポップアップショップでは、上古町商店街のアーケードのための基金と新潟市西区で居場所づくりや就労支援に取り組むNPO法人新潟ねっとさんに寄付することに決めました。
<今回寄付する団体>
・上古町商店街アーケード基金
・NPO法人新潟ねっと
3. 第2回:値段をつけて、お店の飾り付けを考えよう(120分)
<プログラムの流れ>
①ゴミ問題について
②商品に値段をつける
③看板づくり
④招待状づくり
10月22日に第2回目のワークショップを開催しました。
①ゴミ問題について
最初はゴミ問題について、クイズ形式で学びました。「日本では 新しくつくられたようふくが どのくらい1回もきないで すてられている? 」などのクイズに3択の中から選んで答えてもらいます。参加したお母さんも初めてその答えを知り、とても驚いていたのが印象的でした。
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②商品に値段をつける
次に、前回のワークショップで選んだ洋服に値付けをしていきました。今回は、おつりがの計算がしやすいよう、100円刻みで値段をつけるルールにしました。
汚れやシミがあったら、値段を下げよう!など値付けのポイントを伝えたあとは、こどもたちの感性で値付けを進めます。
「普段はどのくらいの値段で売ってるの?」「何円だったらお客さんは買ってくれるかな?」など周りの大人たちに自分で聞きながら値付けをする様子が見られました。
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③看板づくり
次は、お店の看板をつくりました。布にクレヨンで想い思いの絵を描いていきます。
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④招待状づくり
最後は、招待状づくりです。おじいちゃんやおばあちゃん、クラスのお友だちなど、それぞれがお店に来てほしい人に向けて手紙を書きました。招待状はシャツの形にデザインしました。
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これで準備完了!いよいよ本番のポップアップショップです。
本番のようすは、別の記事に続きます。お楽しみに!