他人に支配される人間

「・・・自分自身を検討してみるなら、私たちの最も悲劇的なところは、次の点であることが、ただちにわかるであろう。それは、あまりに私たちの生活が、他の人や、他の人が私たちにしかけてくることによって、また、他の人が私たちについて考えていることなどによって、支配されているということである。あなたの生活のたった一日でも思い起こしてみよ。どんなに不親切でむごい考えが、頭や心に浮かんだかを考えてみよ。何がそういう考えを呼び起こしたのか。他の人である。私たちの思い、行動、態度のどんなにか大きな部分が、全面的に他の人によって支配されていることであろうか。これが、人の生活をひどく不幸にしている原因の一つである。ある特定の人のことを思うと、あなたの心は乱れる。その人と会わなかったら、そういう感情はいだかなかったであろう。他の人があなたを支配しているのである。・・・」
『山上の説教』[29. 敵を愛しなさい](D・M・ロイドジョンズ 著   井戸垣彰 訳   いのちのことば社)より


他人に支配される私たち人間

他人の目をいつも気にして

他人からの評価を気にする

他人からの栄誉を求め

競り合う相手を意識する

あの人には負けたくないと

何としてでも勝とうとする

あの人がいなければ

この人がこうでなければ

その人が変わってくれれば・・・

そうやって私たち人間の心は

いつも他人に支配されている

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