他のアルバイトと比べた塾講師という仕事の特徴
大手の個別指導塾は、大学生をはじめとしたアルバイトの方を中心として成り立っている場所もあります。
そこで、他のアルバイトと比べたときの特徴を2つに絞って紹介をしていきます。
1、コミュニケーション
スーパーや飲食店などのアルバイトでは、お客様に対して基本的な受け答えなどのコミュニケーションはあります。しかし、相手の日常に関する話をしたり、雑談などプライベート的な話をする機会はあまりないと思われます。
一方、個別指導は勉強に関する話も取り上げつつ、相手との信頼関係も重要なものとなるので、雑談などのコミュニケーションを取ることが大切です。
つまり、お互いのことをよく知る必要があります。
これは、大人になってからも重要なスキルです。
面接では自分のことを知ってもらう、営業でも商品や会社の良さを知ってもらう、当然チームで働く場合はお互いを知る必要があります。
そのような力を、早めにつけることができます。
もちろん、話の対象が大人か子どもかでコミュニケーションの内容は変わりますが、その臨機応変な対応も個別指導では身につける必要があるので、役に立つはずです。
2、顧客に対する責任
こちらでもスーパーや飲食店と比較してみます。
もちろんどんな仕事でも間違いをすれば、お店や顧客に迷惑をかけてしまうことへの責任は変わりません。
では何が違うかと言えば、「相手の将来や人生に関わる」という点です。
個別指導では、当然受験などの進路選択に関わる仕事を長期的に行っていきます。
高校受験であれば、どのような結果が出るかで生徒の高校三年間を過ごす場所が決まります。更にはそこから就職、進学などの道も変わっていくことでしょう。
つまり、携わるのは1年間などであったとしても、子どもの人生への影響は広く言えば一生続く可能性があります。
仮に飲食店でオーダーミスをしてしまっても、相手の一生を変えてしまう機会はほとんど無いでしょう。(だからミスをして良いとはなりません)
その点で責任の重さを感じるかもしれません。
でも、その責任の重さこそがやりがい、質の濃い経験、そして自覚を生み出します。
もちろん、他の仕事にも楽なものはありません。
ただ、やりがいは人によって、仕事によって変わります。
3、まとめ
個別指導では、コミュニケーションの工夫をする習慣や能力を身に付けることができます。
そして、それらはどんな職業でも基本的には大切なものです。
早めにそのような力を得られるのが望ましいのではないでしょうか。
責任もありますが、それが成長をより大きく伸ばす要因にもなります。
最後になりますが、そのような意識や力をもっている人こそ、個別指導の講師に向いています。
更に成長したい人も、元々得意な人も講師になってみてはいかがでしょうか。