地を這うアリみたいだ

アリみたいだ
どこに向かうわけでもなく
這いずり回って
踏まれるか飴にありつけるか
ただ待っている

自分とは何か急にわからなくなった
いままで何をしてきたのか
ついているだけだった
成長しているように見えた
本質は何も変わってないじゃないか

何も考えたくないから海へ行く
誰か踏んづけてくれないか
そのあと土に埋めてくれ

いいじゃないか
すべてを失ったような顔をして
ため息をつく
遠くを見つめる

周りが遅く見える
何でもないような顔して
悩みもないように見える
幸せそうだ
それならよかった

わがままだってわかる
自分本位だから
牙城を崩されると
どうにもできなくなってしまう

何もしたくないけど
やりたいことはある

上か下しか見てない
まともにまっすぐ見れなくなった

現実逃避はもうやめだ
向き合うしかないし
変わるしかない

残酷だ