「なんかいいことありました?」と不意打ち。
今日も今日とて、研究室で作業をしていた。
いつもと変わらない。
いつも通り研究室にいる人に声をかけ、適当な話をし、突然人生相談が始まり、最近あった話をし、作業に戻り、話をし、作業に戻り、の繰り返しだ。
コピー用紙のストックがなくなりそうだから、と時間に余裕そうな学生に買いに行くようにお願いし、届いていたメールの返信をし、新しく送らなければいけないメールを書く。研究室に届いていた雑誌を整理し、溜まっていた今月末までの事務的な作業も終わらせた。午前中はこれで終わった。
いつもと変わらないな。
と思っていたら、
コピー用紙を買いに行くように頼んだ学生に言われる。
「なんかいいことありました?」と。
<特になにもないよ、いつも通りだよ>と私。
「そっか。じゃぁこれからいいことあるんですか?」と。
<マジでなにもないよー> と、ヘラヘラ答える。
なにもないのは嘘だ。
昨日の夜から今日の朝に少々いいことがあった。
昨日の夜は、春の予定が決まった。
ずっと「会いたいね!」「でも、会えないじゃん(笑)」を繰り返していた只今時差4時間の君と会う日が決まった。なんとも喜ばしい。
もう半年会っていない。
半年以上会っていない人はたくさんいるから、半年が特段長いわけではない。
離れ離れになる前は毎日一緒にいた。今も毎日のように「どうでもいいLINE」を送り合っている。
「どうでもいいLINE」とは言ったが、私と只今時差4時間の君との間ではこれはかけがえのないものだからどうでもいいわけではない。
だからこその再会の喜びだ。
私は世界一幸せなのではないかと勘違いしてしまうほど嬉しい。
春が楽しみだ。
ウキウキしながら、眠りについた。
そして今朝。
学部時代の同期にちょっとだけ聞きたいことがあり連絡をした。
こちらは早朝。あちらは深夜。
寝ぼけ眼でメッセージを送る。
だらだら起きていたのであろう。すぐに連絡が返ってきた。
聞きたいことを確認し終わってからは、近況報告になった。
相変わらずだった。
元気そうでなによりだ。
学部時代の同期いつメン3人とお別れをした日のnoteを読み返したりした。
このときは、いつかどこかで再会できることや論文をお互い書き上げることなどを思っていたが、
どちらも達成できそうな気配があった。
嬉しかった。
いつも通り作業をしていたつもりだが、なんかいいことあったことが、ばれてしまったようだ。そんなに今朝の私は顔がゆるんでいたのだろうか。
まぁ、なんでもいい。
嬉しいことが続くと顔はゆるむようになっている。
「なんかいいことありました?」と不意打ち。