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【ロジザード】2025年6月期 事業計画のポイントと決算説明会のご案内

ロジザード株式会社(グロース/4391)のIR noteをご覧いただき、誠にありがとうございます。
IR担当の小原です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
最近はめっきり寒くなりましたね~
秋を感じる前にお鍋が食べたい季節がやってきて…
結局、秋も冬も食欲かい!と思っている今日この頃です。

さて、明日11月14日(木)は2025年6月期 第1四半期の決算発表を予定しておりますので、決算開示をご覧いただく前に、今期の事業計画のポイント解説と明日行われる決算説明会のご案内をしたいと思います。


2025年6月期 事業計画のポイント

1. 開示資料まとめ

事業計画及び成長可能性に関する資料(P31~P44)
2025年6月期 事業計画説明動画(19分35秒~30分)
2025年6月期 事業計画説明動画の書き起こし記事(SCRIPTS Asia社 提供)

※クリックすると動画をご覧いただけます。

2. 事業計画ポイント解説

  ・BtoB市場への展開

我々が想定する5年後や10年後の将来の物流は、「BtoB+EC」だろうと考えております。
当社は今まで、中堅から小規模まで幅広くBtoB、BtoCともに取り組んで参りましたが、ECニーズの高まりに対応して倉庫・3PL会社様をターゲットとして事業の拡大を図ってまいりました。
BtoB企業の多くは、自社独自のシステムを使われていますが、多くが対応できるエンジニアが確保できないレガシーシステムとなっており、システムのリプレイスが必須となってきています。加えて、ECと店舗、両方の販売機会を逃したくないというOMOニーズもあり、我々のクラウドWMSのニーズが増加しています
こういった新しい市場ニーズを獲得するため、当社は前期からBtoB主力市場へもポジションを拡大する取り組みを進めています。
前期は、当社への引き合いの中で70%以上がBtoBもしくはBtoBプラスECという状況でした。
市場規模としても、販売額ベースですがBtoBはBtoCの50倍ほどあり、アカウントの更なる拡大も見込めます。

※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

  ・施策テーマ

では、こういった将来ニーズへ当社はどう対応し、企業成長を果たすか、ですが、「時流にのった製品」「ハイタッチなサービスで提供する」をテーマとして掲げております。

ここで言うハイタッチなサービスとは、お客様と密なコミュニケーションをとり、課題や要望を丁寧にヒアリングし、それぞれのお客様に適した対応をしていくサービスという意味になります。
当社はクラウドサービスを提供するシステム会社ですが、システムの画面越しのお付き合いではなく、メールや電話・対面などお客様の会社のシステム部門として使っていただけるつもりでサービスを提供しております。

※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

  ・時流にのった製品テーマ

さて、具体的に「時流にのった製品」とは?となるわけですが、上の画像にもありますが、以下の3つをテーマとして掲げております。

   ① BtoBに広がるWMSニーズ

実は、ロジザードという製品は元々BtoB向けということで開発していましたが、その後伸びるEC市場に合わせて機能をどんどん追加して成長したという背景があります。それ故に、かなり過去からBtoBも BtoCも対応できる製品として展開してきました。
ただECの市場を戦略的に選択して来たため、BtoBの機能にはまだ足りない機能があります。
前期も一例ではありますが、画像に記載している機能を追加してまいりました。
今期もこういった機能を追加し、製品力・ブランド力の強化で他社との差別化を図ります。

※資料は「2024年6月期 通期決算説明資料」を使用しております。

   ② 労働力不足を補う自動化のトレンド

「物流2024年問題」と言われるように物流の現場は、不足する労働力をどのように補っていくかが大きな課題となっております。ニュースなどでは配送のドライバーが不足するという形でクローズアップされておりますが、倉庫内の作業者においても同様です。
当社サービスは、元々が倉庫内作業の支援システムとして、パートやアルバイトの方でも精度の高い作業を実現でき、また、物流で利用される機器や他社が提供する物流システムとの自動連携機能の提供により倉庫内作業の省人化に寄与する取り組みをしてきました。
当社では、複数メーカーのロボットとの標準連携は既にできておりますので、複雑なカスタマイズを行わずに短期間で導入いただくことが出来ます。初めてロボットを導入する会社様では、ロボット導入に適した作業フローに切り替えることが効率的な運用には欠かせません。当社はロボット連携についての実績をベースとしたノウハウが蓄積されており、適切な運用フロー構築の提案・お手伝いをさせていただけます。これは競合他社に対して強みであると自負しております。
他社システムとの連携、RFID、ロボット連携はいずれもオプション料を通常の利用料に加えていただく形になっており、月額利用料の増加につなげます。

※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

   ③ 進む店舗のスマート化とオンラインとの融合

前期は「ロジザードZERO-STORE」という店舗の在庫管理サービスに「ECの店舗受取」「店舗からの出荷」の機能追加を通して対応してきました。
この機能により、ECで購入した商品を購入者にとって利便性のある店舗で受け取れる、ECで受注した商品を店舗から出荷できる、という事が可能になります。
消費者のライフスタイルが多様化し、「再配達や置き配はいやだ」、「送料が無料になるなら店舗で受け取りたい」、など自宅ではなく店舗受取を選択肢に加えたいというニーズに対応したものです。
小売業側としても、倉庫在庫だけでなく店舗在庫もECで販売できることから在庫量の最適化が図れます。また、来店を促す事で新たな消費につながる事が期待できます。
当社は、流通の将来的な在り方はOMOであると捉え、引き続き機能開発に取り組んでまいります。

※資料は「2024年6月期 第3四半期決算説明資料」を使用しております。

  ・ハイタッチサービスの実現策

次に、施策テーマの2つ目「ハイタッチなサービスで提供する」に触れていきます。
お客様から当社サービスを選んでいただける最大のポイントは、現場の社員がお客様から信頼され、いかにお客様に貢献できるかというところだと考えております。
そのための人材の採用教育の体系化会社の組織体制を構築していくというのが具体的な施策になります。
前期は人材の採用はもちろんですが、新しい人事制度を構築いたしました。
新人事制度には当社の社是・社訓をベースに人材ビジョンならびに評価基準を設定し、業務を通じてお客様の物流課題の解決に貢献することで社員も会社も、ともに成長していく事を進めていきます。

また、当社では顧客の多様化するニーズに応えるため、ダイバーシティーを推進していくこととしました。現在当社では全社員の約30%が女性社員比率となっています。この中計期間においてこれを35%まで引き上げていく事を決定しました。引き上げていく為には採用もありますが、長く働いて経験を積んでもらうことが必要です。そのためにライフイベントのサポートやキャリア形成のための支援策など取り組みながら実現させていきます。

※資料は「2024年6月期 通期決算説明資料」を使用しております。
※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

 ・数値面について

さて、長々と施策面について触れてきましので、ここからは数値面をサラッと解説できればと思います。

  ・売上はクラウドサービスの好調を見込み、昨年比12.0%増の計画


将来市場のページでも触れましたが、クラウドWMSのニーズは増加しています。
また、前期末の受注金額は過去最高水準ということもあり、総売上高は前年同期比12.0%増の22億1,400万円(前期は一昨年比6.7%の増加)クラウドサービス売上は、前年同期比で8.8%増の17億200万円(前期は一昨年比7.0%の増加)という計画を立てました。

※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

 

  ・売上原価は人材や案件の増加で、昨年比16.5%増の計画


売上原価は、全体で前年同期比16.5%増の10億4,800万円という計画を立てております。
主な増加要因は、人材の獲得により労務費が前年同期比6.8%の増加。
案件の増加により、外注費が前年同期比11.9%の増加
アカウント増加やセキュリティ投資により、サーバー費用が前年同期比17.0%の増加の見込みです。

※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

  

  ・販管費も人材の増強により、昨年比4.7%増の計画


販管費は、前年同期比4.7%増の7億6,500万円という計画を立てております。
主な増加要因は、人材の獲得により人件費が前年同期比14.4%の増加。
当社の認知度向上のため、イベント開催やWebマーケティングの強化により広告宣伝費が前年同期比10.5%の増加の見込みです。

※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

  ・利益と配当の見込み

上記の投資等の結果、最終利益は前年同期比11.3%増の2億8,100万円という見込みとなっております。
株主還元は、今期も配当性向20%を目安として実施する予定です。
予想配当金としては、1株あたり18.0円となります。

※資料は「事業計画及び成長可能性に関する資料」を使用しております。

3. 決算説明会のご案内

さて、ここまで今期の事業計画の説明をかなりの長文でさせていただきましたが、明日11月14日(木)に25.6期第1四半期の決算開示を予定しております。
開示に伴い、当社は当日に決算説明会を開催しておりますので、お時間にご都合がつく投資家様・株主様は、ぜひご参加いただけると幸いでございます。

<Youtubeオンライン決算説明会>
日時:11月14日(木)17:30~18:30
媒体:「Youtube」を利用したLive配信
参加方法:申込不要でございます。お時間になりましたら、以下のURLにアクセスし、ご参加ください。
https://youtube.com/live/tRuUnW3ITwg

後日、アーカイブ動画を質疑応答部分含めまして配信予定でございます。

今回ご説明した事業計画に対して、第1四半期の実績がどのような進捗で進んでいるか、また施策や数値等でご質問等があれば、代表の金澤に直接質問を投げかける数少ない機会でもあります。
お気軽にご参加いただけるとありがたいです。たくさんのご参加をお待ちしております!

※クリックすると決算説明会にご参加いただけます。

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