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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(宝塚記念)


先週は得意のユニコーンSでしたが残念な結果に。「外枠の方が良かった」としたスマッシャーに内枠で勝たれ、「消耗戦向き」のサヴァがハイペースになって先行2着に残って…と完敗です。立て直します。

日曜(6月27日)は阪神11R宝塚記念です。過去’12年(勝ち馬オルフェーヴル)、’13年(ゴールドシップ)、’16年(マリアライト)に本命を打っており、過去10年で本命1着率3割ですが、生涯宝塚記念回収率はプラス。一見堅そうに見えても、過去10年で3連単が100倍を割ったことは一度もありません。今年も1~3番人気ですんなり…とはならない見立てです。

とはいえ本命は普通です。
◎⑦クロノジェネシス
圧倒的1番人気が予想されながら、ドバイ帰り、乗り替わりと不安なファクターも同居。前走ドバイに遠征してドバイシーマクラシックで2着。激闘の反動、長時間の輸送で疲れを心配する向きもあります。ドゥラメンテ、スワーヴリチャードといった実績馬がドバイ帰りの宝塚記念で敗れている事実もあります。ただし、相対的に牝馬の方がこういうシチュエーションに強いものです。この馬はとくにタフなので、大丈夫だとみました。乗り替わりについては、北村友一騎手がケガで乗れないので仕方ありません。ルメールですから、これ以上は望めません。今回の出走メンバーで、先着を許したことがあるのはカレンブーケドールだけ。オークスでカレン2着、クロノ3着でした。東京の軽い良馬場でやっと、本格化前のクロノ相手ならカレンブーケドールで勝機があった、というレベルですから、未対戦のレイパパレはともかく、他の馬には負けられません。

○⑪モズベッロ
血統的には父ディープブリランテ、母父が米国系のハーランズホリデーですが、その字面とはだいぶイメージが違います。配合的にはマイル~中距離のスピード型ですが、この馬自身はスタミナのある中距離馬。G2でころころ負けるのにG1で好走。こんな馬いたな…と思って記憶をとどりますが、浮かんできたのがほとんどの人が現役時代を見たことがないメジロファントムで、あまり伝わらないかもしれません。まあ一時期のステイゴールドもそんな感じで、わりといろんな時代に散見される、「好走レンジが狭いもののツボにハマるとハジける」タイプです。今回も馬場、距離など向くと思います。

▲⑬キセキ
過去8年で8枠は7勝。といって、負けた18年の8枠がこの馬だったのですが…。ただ、のびのび走りたいので外枠は歓迎ですし、今年は頭数が少ないのもプラス。

⑩カレンブーケドールは好走レンジが広いうえに、常に全力投球なので結果的にピークが来づらい馬。これまで勝負に出たレースは秋華賞2着(クロノジェネシスV)、ジャパンC4着(アーモンドアイ9冠、牡牝3冠が2、3着)、前走の天皇賞・春3着(結果的に距離長かった)だと思います。やや余力勝負となる今回も大崩れはしないでしょうが。7連勝中の②レイパパレは同型ユニコーンライオンがいると展開が厳しくなるとみました。勝たれたら器を見誤ったということで。

ひと言診断。

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馬券は3連単フォーメーション。
<1着>⑦→ <2・3着>⑪⑬ = <2照・
3着>①②⑨⑩⑪⑫⑬ 22点。

押さえに3連複フォーメーション
⑦―⑪⑬―①②⑨⑩⑪⑫⑬ 11点。

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC