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PRODUCT HISTORY CONFERENCE 2024 ( #プロヒス2024 )にブース出します


はじめに

こんにちわ、ロジレスでエンジニアをしている冨田(@seikoudoku2000) です。

10/1の組織変更のタイミングで、テックリードという肩書きをいただきました。

前の職場で部署マネージャに任命された時に、部署のモットーを「体・技・心」(日々、体を整え、技を磨き続けていれば、精神論を唱えずとも良い結果が得られる的な意味の、青木功氏の名言)にした事を思い出し、何らか肩書きをいただいた以上は、まずは自分の体を作り直さねば、、!と思い立ち、ランニングの走行距離を伸ばす(元々ランニングの習慣はあった)事に専念しています。
ここ1年くらいマンネリであんまり走れてなかったこともあって、走行距離はいい感じに伸びてるのですが、技術書を読んだりのテックリードっぽいインプットの時間が明らかに減ってしまい、これで良いんだっけ?という疑問が浮かんだりする時もあるけど、ランニングがもたらすスッキリ感と、疲労がもたらしてくれる心地よい深い眠りによって、そんな小さな迷いは直ぐに消え去っていく今日この頃です。

さて、ロジレスはこの度、YOUTRUSTさん主催の「プロダクトヒストリーカンファレンス2024」というイベントにブースを出す事になりました。

ロジレスのPRページ

こういったエンジニアイベントへの参加は私が入社して以来初ですし、会社としても5年ぶりくらいの参加という事で、色々と気合が入っています。

その準備を進める中で、ブースに来ていただいた方、お話をする機会があった方に、ロジレスの魅力をしっかり伝えれるようになるべく、イベント参加メンバーで会社紹介のピッチを考えたりしたのですが、やっている事が比較的複雑で、短い言葉で自分たちが何者なのかを説明するのが結構難しい、、、と気づき、
また、最近行われた社内の企画で、ロジレスに投資いただいている投資家の方からのお話を聞く機会があった時にも、自分達の強みをもっとしっかり言語化した方がよいのでは?という指摘があったりもしたので、
今回は、この記事をきっかけに一人でもブースに来てくれる人がいたら嬉しい、、!という願いを込めて、私なりのエンジニア寄りの観点で、今のロジレスのプロダクト開発の魅力をまとめてみたいと思います。

※ イベントはプロダクト開発の歴史に焦点をあてたものですが、私自身が入社1年ちょいしか経っておらず、開発の歴史を自分の言葉で語れるほどの蓄積がありませんので、その辺りは、LOGILESSの産みの親であるCTOの田中さんも参戦する当日のブースにお立ち寄りいただくか、イベント参加が叶わない方はカジュアル面談を是非!

時間が許せば、ベスト10形式でロジレスのプロダクト開発の魅力を発表したい所ですが、文字に書き起こすのがちょっと大変すぎて、他の仕事に支障も出てしまうので、涙を呑んでベスト3形式で発表させていただきます。
なお、4位以降が気になる方は、是非ブースにお立ち寄りいただくかカジュアル面談を (ry
普通は第3位から発表していく気がしますが、話の流れ的に1位からの方がスムーズだったので、1位からいっちゃいます!

第1位:OMSとWMS一体型のシステムである

LOGILESSというプロダクトを説明する時に、最初に出てくる紹介文句として一番多いのは、「OMS」(Order Mnagement System)と「WMS」(Warehouse Management System)一体型のプロダクトである、という事です。

とはいえ、OMS/WMSって何?という方も多数いらっしゃるでしょうし、この2つの概念を知っていたとしても、一体型になったら何が嬉しいの?っていうのはよく聞かれる質問で、そこをスパッとキャッチーな言葉で端的に伝え切れない(※ 下部に説明記事のリンクを置いてありますので、ご興味ある方は、是非そちらをご覧ください!) のは、1つの大きな課題としてありつつ、
OMS/WMS一体型のプロダクト開発に携わる魅力というのは端的に表すことができます。
それはOMSとWMS両方のドメイン知識を身につけられることです!

お客様として、EC事業者さんと倉庫さんの両方がいるし、社内には豊富な専門知識を元に日々お客様と向き合っている、今流行りのDDD界隈用語だと、ドメインエキスパートと呼ばれるメンバーがそれぞれの分野で多数存在していて、日々、両方の事業観点での沢山の情報に触れることができます。
また、ロジレスのエンジニアはテクニカルサポートの仕事も受け持っているのですが、EC事業者さんのお困り事、倉庫さんのお困り事が同時に流れてくるので、両方について一定以上の解像度を持っている状態、というのが求められる環境でもあります。

最初のオンボーディングからの立ち上がりまでが大変では??と思われるでしょうし、実際、私含め、特に業界のバックグランド無しで入ってきた人は、まあまあ苦労しますが、まだ人数が少ない事もあって何とかなってる(雑) & オンボーディングプロセスの充実度は向上の一途を辿っており、全員がちゃんと活躍できる状態が作れています。

このイベントのコンセプトに惹かれる方は、プロダクト開発においてのドメイン理解というのを大切にする人が多いと想像するので、それをダブルで浴び続ける事のできる環境はとても魅力的ではないでしょうか!? 開発組織が大きくなって、プロダクトも成長していく中で、両方のドメインを細かく知るのは大変だから、OMS担当、WMS担当みたいに分けちゃうん事になるんじゃないの?と思われた方もいるかもしれませんし、既存の開発メンバー内でもたまに話題になる所ではありますが、
両方の知識を持って開発してきた事こそが今のロジレスの強みである、という事で、そこを分けてしまう事にCTOの田中さんが強く反対のスタンスをとっている事、また、既存メンバーもその方針に賛成なので、当面はこのまま全員野球で突き進んでいく予定です⚾️
また、田中さんに出来てるんだから、ちゃんとステップを踏んでいけば、他のメンバーにできない事ではないだろう、、!っていうような事を言ってるメンバーもいて、私もその考え方に乗っかって頑張りたいと思っています。

第2位:SoA(System of Activity)の磨き込み、ほぼ手付かずのSoM(System of Management)への展開と、盛り沢山なロードマップ

少し遠回りとなりますが、まずは、SoA、SoMという概念について抑えていただくと話がスムーズなので、紹介させていただきます。
この2つは以下の本で紹介されている概念で、とても良い本だったので詳細は是非、こちらの書籍をご覧いただくか、まとめ記事なども多数ありますので、細かい所はそちらを参照いただくとして、

この本の中で、
SoA (System of Activity) = 活動のシステム
SoM (System of Management) = 経営管理のシステム
として定義されています。
例えば、身近な所で、JIRAのようなタスク管理システムであれば、
やるべきタスクをチケットに起こして、日々のタスクの進捗を記録・確認するのがSoAとしての機能、
日々の記録が蓄積した結果としてのベロシティの推移を見ながら、チームの状態を計測するのに使ったり、今後の開発計画の参考にしたり、というのがSoMとしての機能、
と言えると思います。

現状のLOGILESSは、EC事業者さんの日々の受注管理や在庫管理、倉庫さんの出荷作業や在庫管理といった、お客様の日々の業務を支えるSoAとしての機能の提供がほとんどとなっています。
開発ロードマップについて、まずはSoAの観点だと、OMS、WMSそれぞれを専門に取り扱ってるシステムと比較した時の機能差分がまだまだあるので、まずはそこを埋めにいく必要があります。
直近は特にWMS側が注力ポイントで、LOGILESSは一体型ではありますが、まずはOMS分野でのProduct Market Fitを目指して開発が進められてきたプロダクトで、最近まではWMS機能に関しては全て無料で提供していました。それを今年の7月から、WMSについても有料版の提供を開始し、機能を充実させていって更なる活用を進めてもらうぞ、、!という所で、開発したいアイテムが山盛りです。

そして、SoMの分野の機能は現状ほぼ手付かずです。
ロジレスをご利用いただく中で、カート・モール横断での受注情報、出荷実績、日々のリアルタイムな在庫状況等々、適切に加工する事で、実績データとしても、将来を予測するためのインプットとしても使えそうなデータが日々蓄積されているのですが、有効活用できておらず、お客様から要望の多い箇所でもあり、ロードマップにも色々とやりたい事が詰まってはいるのですが、手が回っていない状況です。また、お客様各社で閉じたSoMとしてもやれそうな事がたくさんあるのですが、こちらも今年から始まった”ロジレス便”というサービスをきっかけに、物流全体のマネジメントを担う存在として、ロジレスを成長させることが出来るのでは?という機運も高まっています。

ロジレス便では、受注と同時に出荷予定のデータがWMS側に蓄積されていくというOMSとWMS一体型である強みを活かして、これまで活用が難しかった航空便の空きコンテナという適切なミドルマイルを選択できる状態が実現されました。
ロジレスがシステム内で取り扱う荷量が増えていく事で取りうる選択肢が増えていくので、まずはその点に全力で注力しつつ、社会課題として取り上げられるようになった物流自体の最適化に向けた取り組みが色々と始まりつつも、こちらも手が回りきっていない状況でもあります。

と、だいーーぶ前振りが長くなってしまいましたが、、
新しい環境を選択する際、選択基準の1つとして、既に様々な機能が提供できていて、今から入っても新しいモノを作る機会がそんなにないのでは?、とか、風呂敷は広がってるけどそれって現実的なん?みたいな点を気にされる事があるかと思いますが、
ロジレスはまだまだ新しく作るべきモノがたくさんあるYO!ってのと、それらは大風呂敷を広げまくったものではなく、これまでの取り組みの延長線上にある確実性の高いモノである、という点を紹介させていただきました。
また、分量の関係でここでは割愛させていただきますが、スタートアップたるもの夢見ることも大切で、大風呂敷広げまくった版の話も沢山できますので、気になった方は、是非ブースにお立ち寄りいただくかカジュアル面談を (ry

第3位:ドメインの複雑さとシステムの規模感の両取り

ここまで業務寄りの話が多かったので、エンジニアリングの部分も少し紹介したいと思います。
下のグラフはLOGILESSを使った出荷件数の推移 (ちょっと古い数字で、今は年間2000万件を大きく超えていて、ざっくり日本の宅配便全体の1%の荷物がLOGILESSを通過して出荷作業が行われている、というボリューム感)で、ご覧の通り、ギュンと伸びていて、また、絶対値としての数字としてもそこそこ大きいものとなります。

出荷データだけでなく、受注データ、在庫データ、在庫操作のログ等々、EC事業者と倉庫の両方のSoAとしての機能を提供するために、各所にボリュームのあるデータが蓄積されています。
また、全体としての荷量が増加し続けている事に加え、大規模なEC事業者さんでの利用事例も増えてきて、1社あたりの処理量の桁が1つ、2つ変わることで発生する問題も顕在化してきており、これらをしっかりと解決して、今後の更なる荷量の増加に対しても安定的に動作するシステムを提供するという点も、開発チームの重要な一つのミッションとなります。

ドメインが複雑な to Bのシステムにおいては、システム負荷云々の話はそこまで経験できない、、というような場合もあるかと思いますが、
ロジレスでは、日々、これらのデータ量と受注や出荷のスループット、更にこれから想定される更なる荷量の増加と向き合いながら、システムを安定して動かし続ける必要があり、そういったシステム面での取り組みも色々と経験できる、というか、していかないとシステムが立ち行かなくなってしまう事になるので、必然的に様々な経験を積む事ができます!
※ この辺りの取り組みの一端について↓でまとめたりもしていますので、ご興味ある方は、是非、ご一読ください!

また、先の記事の中でも引用して紹介していますが、ロジレスは一年半くらいまでサバイバルモード全開で突っ走ってきた (年間1,500万件の出荷超えてるのに、正社員エンジニアは田中さん1人)プロダクトであり、チーム開発を進めていくにあたって、色んな意味で未整備な所だらけなので、
先に挙げたような1エンジニアとしてのハードスキルに加えて、
チーム開発を洗練させていって、アウトプット・アウトカムを高めていくためのソフトスキルを磨きたい、発揮したいという方にも色々なチャレンジがあると思います!

1年前はLOGILESSというプロダクトを、私と業務委託のエンジニア2人と協力会社の方々にも手伝っていただき開発をしている状態でした。(実質正社員のエンジニアはゼロでした)当時はプロダクト開発の属人性があまりにも高くて、尚且つそれがドキュメント化もされていない状況だったので、プロダクトや業界に対する解像度があまりなくてもできる開発しか周りに任せることができずかなり限定的になってしまってました

まとめ

ここまで私なりの視点でロジレスでプロダクト開発に関わる魅力を書かせていただきまして、やっぱりこの勢いで10位まで書きたいな思ったりもしましたが、あまり長くなってもあれなので、ここで筆を置かせていただきます。
また、ここに書いた内容は、あくまで私の視点で、また別の角度での魅力を感じているメンバーもいるでしょうし、プロヒス2024の主題である、プロダクト開発の歴史という面でもお話できる内容も沢山ありますので、少しでもご興味を持たれた方は、お気軽に当日のブースにお立ち寄りいただけたら嬉しいです。また、イベント参加が叶わない方はカジュアル面談へ是非!

ロジレスでは、プロダクト開発の歴史に興味があるエンジニアも、過去は振り返らずに未来を作って行きたいエンジニアも、またそれ以外の様々な職種の方も超絶絶賛ウルトラ大募集中です!!


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