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大学入試で出てくる言葉を解説します!
今回は、「そもそもこの言葉ってどういう意味?」「受験は専門用語ばかりでわかりづらい」「似ているけど何が違うの?」という疑問を解決するため、受験用語の解説をしていきます。今回は第ニ弾、倍率・お金・合格・入学・その他について解説します。
倍率について
志願倍率
受験前に、定員に対してどれだけの人が受験を考えているのかを示す数値です。
実質倍率
試験を受けた人を合格者数で割った値で、定員に対して実際にどれだけの人が合格したのかを表します。病気などで試験を受けられなかった人や他校に合格して試験を受けなかった人が抜けるため、志願倍率よりも実質倍率の方が低くなります。
お金について
奨学金
経済的な理由で大学進学が困難な学生を支援する資金です。国や地方自治体、大学などの機関が提供しており、返済不要の給付型と卒業後に返済する貸与型があります。
予約型奨学金
高校在学中に奨学金の利用を予約できる制度です。日本学生支援機構(JASSO)の予約採用と、大学が独自に設けている予約型の奨学金があります。
前納金返還制度
前納したお金の一部または全部を返還する制度です。私立大学の入学辞退による前納金の返還では、入学金を除いた授業料や施設設備費などが返還されます。
合格・入学について
追加合格(繰り上げ合格)
正規の合格者が入学を辞退した際に、その欠員を補うために補欠合格者の中から追加で合格を出すことです。通常、獲得点数の高い受験生から順に合格に繰り上げられます。
補欠合格
正規の合格者が入学を辞退した際に、その欠員を埋めるために追加で合格とする候補者です。合格が保留されている状態で、入学が確定しているわけではありません。
秋入学
日本の大学で、9月または10月に新学期が始まる入学制度で、国際系の大学・学部などで近年増えています。
飛び入学
特定の分野で優れた資質を持つ高校生が、高校卒業を待たずに大学に入学できる制度です。高校に2年以上在学していることや試験、面接による選抜で合格していることなどが条件となり、大学院でも実施されています。
編入
高校卒業後に進学した大学を卒業後、または在学中に別の大学の途中の学年から入学する制度です。浪人せずに大学に入学でき、専門的な知識をさらに深めることができます。
その他
アドミッションポリシー
大学が求める学生像を示したもので、入試の選抜方法や出題内容に反映されています。大学や学部の教育理念や特色、カリキュラムなどを踏まえて定められます。
専願(単願)
受験し、合格したら必ず入学することを前提とする入試方式です。推薦入試や総合型選抜など、志望度の高い大学を受験する際に設けられます。
併願
複数の大学に出願して、合否を確認してから進学先を決める受験方式です。第一志望の大学に合格できなかった場合の進学先を確保するために利用します。一般入試はほとんどで併願が可能です。
隔年現象
大学や学部の志願者数が、前年度の入試結果により1年おきに増加、減少を繰り返す現象です。特に難易度の高い国公立大学医学部で顕著に見られます。
傾斜配点
入試において、その学部や学科に関連の高い教科や科目の配点を他教科よりも高くする配点方式です。
CEFR(セファール)
外国語の習熟度を評価するための国際的な基準で、「ヨーロッパ言語共通参照枠」を意味します。A1〜C6の6段階で、Aは基礎段階、Bは自立段階、Cは熟達段階です。共通テストの英語はA1〜B1レベルとされています。
大学群
入学難易度や特徴が似た大学を集めたグループです。MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)、旧帝大(北海道大学・東北大学・名古屋大学・大阪大学・九州大学など)、早慶上理ICU(早稲田大学・慶應大学・上智大学・東京理科大学・国際基督教大学)などがあります。
ボーダーライン
合格率が約50%になる得点や得点割合のことです。予備校や受験情報サイトなどで公開されています。
模擬試験(模試)
大学入試を想定して行われる試験です。学力を図る模試や、小論文模試、大学別や共通テストを想定した模試などさまざまな種類があります。入試科目の出題傾向を知り、解答の時間配分に慣れることができます。
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