『情報文化論』 Vol. 10
情報文化研究会(AIC)は、「情報文化論および関連諸領域に関する研究の推進と交流」を目的として1996年に発足した。来年の2021年は、ちょうど25周年を迎える記念の年となる。その基本理念は、多彩な領域の研究者が「情報文化論」に関するあらゆる問題提起を試み、既成の学問的枠組みを超えた議論を行う場を提供することにあった。
具体的な活動としては、年に2回、前期と後期に「講演会」と「ワークショップ」を開催し、研究成果は機関誌『情報文化論』(査読付論文誌)に公表してきた。情報文化研究会のメンバーは推薦に基づき、論理学・哲学・情報科学・言語学・心理学・教育学・文学・美学・芸術学・演劇論・映像論・比較文化論・コミュニケーション論などの専門研究者で構成されている。
というわけで、ここではジャーナルのバックナンバーを紹介していきたい。各号の「目次」を眺めるだけでも、過去25年の活動状況が浮かび上がってくるはずである。お楽しみいただけたら幸いである。
目次
【特別講演】
「ユダヤ系アメリカ文学における父子・母子関係」宮本文
「低線量放射線と対峙して生きるを支える
―― 科学者として出来ることは何か」 宇野賀津子
「フェア・ディスクロジャジャーを考える
―― 企業の情報開示の実情と実践」藤井路子
【ワークショップ】
「情報文化研究会ワークショップ第41回~第44回」
【展望】
「情報文化論の展望Ⅹ」高橋昌一郎
【研究論文】
「母語話者と第二言語学習者による英文手紙における
感情表現のアプレイザル分析」金子育世
「アディクションの特徴と当事者の持つ概念
―― 哲学的分析とその役割」川口由起子
「20世紀における『石の直彫り彫刻』の復権と革新」柴田葵
「日本の大学における留学プログラム
―― プログラムモデルにみる問題点と学習成果」田島千裕
「第二言語習得におけるスピーキングによるリハーサルの効果」長崎睦子
【その他】
AIC入会のご案内
2011-2012年度AIC講演会
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