『情報文化論』Vol. 11
情報文化研究会(AIC)は、「情報文化論および関連諸領域に関する研究の推進と交流」を目的として1996年に発足した。来年の2021年は、ちょうど25周年を迎える記念の年となる。その基本理念は、多彩な領域の研究者が「情報文化論」に関するあらゆる問題提起を試み、既成の学問的枠組みを超えた議論を行う場を提供することにあった。
具体的な活動としては、年に2回、前期と後期に「講演会」と「ワークショップ」を開催し、研究成果は機関誌『情報文化論』(査読付論文誌)に公表してきた。情報文化研究会のメンバーは推薦に基づき、論理学・哲学・情報科学・言語学・心理学・教育学・文学・美学・芸術学・演劇論・映像論・比較文化論・コミュニケーション論などの専門研究者で構成されている。
というわけで、ここではジャーナルのバックナンバーを紹介していきたい。各号の「目次」を眺めるだけでも、過去25年の活動状況が浮かび上がってくるはずである。お楽しみいただけたら幸いである。
目次
【特別講演】
「異文化間の相互理解」田守榮一
「Caryl Churchill の作品における『子ども』の表象」山岸倫子
「国際交流のツボ」田守榮一
「映像に現れる『他者』
―― 映像を『読む』ためのレッスン」畠山宗明
【ワークショップ】
情報文化研究会ワークショップ第45回~第48回
【展望】
「情報文化論の展望ⅩⅠ」高橋昌一郎
【研究論文】
「幽冥・妖怪・ナショナリズム
―― 『遠野物語』『遠野物語拾遺』成立の背景」石川公彌子
「十全なアウトプットへのステップ
―― カランメソッドを用いた発話ドリル」坂本美枝
「生涯発達からみた高齢期の難聴」佐野智子
「ハリウッド映画に描かれた朝鮮戦争下の二世兵士
―― ジェンダーとエスニシティの視点から」臺丸谷美幸
【その他】
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2013-2014年度AIC講演会
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