葛城・セラピスト・リーリヤ

リーリヤのライブがどんどん良くなってる〜！

歌も上手いし、いい表情保てるようになったし、歌いきっても汗かかなくなってるし！！

マジで成長しとるように見えるから凄いな…

前回の日記で、リーリヤの自己肯定感の低さは僕自身にも通ずるものがあるなぁ…的なことを書いた
あれからまたプロデュースを繰り返したり公式のキャラPVを見たりして、ひとつ感じたことがある

リーリヤは弱冠15歳にして既に中二病を脱している…！

これがどんだけ難しいことか
なんなら僕は未だに抜け出しきれていないよ

中二病っていうと、左目が疼いたり左手から邪気の波動が溢れだしたり、いわゆるオタクっぽさの象徴として扱われがちだ

ただこの言葉の本質は、若さゆえに等身大を知らないという部分にある

大人になった僕らから見ると、中学生が必死に大人ぶってカッコつけたり身の丈に合わないファッションに手を出したりするのって、痛々しさを感じつつも微笑ましいじゃないですか

ただ本人たちからしたらそれが自己表現であり、ありのままの自分だと主張している訳です

この感覚のズレは歳を重ねると徐々に縮まって、大人になる頃には自分というものの程度を知り、等身大で生きていけるようになるんです

なる……はずなんですよねぇ……

話を戻して、何故リーリヤが中二病を脱し等身大であると思うのか
彼女はアイドルとして努力する事についてこんな風に言っていました

「私に才能なんてない。でも、それは前提だから、諦める理由には、ならない」

かわいい

改めて、僕はまだ中二病の途中にいます
これは大変恥ずべき事実で、何がそんなにいけないのかというと、何かを始める時や努力が必要な時、自分の力量と周囲の評価を正しく測ることが出来ないという点に他ならないでしょう

「自分という人間はもっと上手くやれるはずだ」
「全然上手くいかないけど、周りは自分にもっと上を目指すべきだと思っているはずだ」
「もっと努力が必要なのは分かるけど、少なくとも今の自分はこんなもんじゃ無いはずだ」

これこそが中二病という、散々使い倒されて陳腐化してしまった言葉の正体なんじゃないかなと、僕は思います

そしてリーリヤは自分に才能がないことを受け入れている
それも卑屈や慰め欲しさではなく、まっすぐ事実として言っている

リーリヤにとってアイドルは憧れであり夢
その対象にいつか辿り着きたいと願っている
でも、自分にはその才能が無い事にも気がついている
今この瞬間から地続きで繋がっているであろう将来に、憧れのアイドルはどうやら無さそうだと、1度受け入れている

普通の若者はここで諦めるんですよ
流石に分不相応だったかな、と
これだって中二病からの健康的な脱し方だと思う
等身大を知るということだから

だがリーリヤは違った…！
全くもって諦めてはいなかった！
才能なんて最初っから持ち合わせてないから、ひたすら積み上げていく事でしか憧れに辿り着く方法はないと悟っているんです

かわいい

やっっっばぁ……
15歳ですよ…？
何があったの？？
いつその領域に達したの！？

ネガティブって行き過ぎると逆転してポジティブにも勝る行動力を発揮するけど、リーリヤはその頂点に君臨する女だよ

謙虚で腰は低く、しかし拳は緩めず、低姿勢のままアイドルという存在の横腹を虎視眈々と狙っている

葛城リーリヤとは、そういう人間なんだろうな

かわいい

そして僕
ゴリラのように逞しいメンタルを持ったアイドルをプロデュースしている僕は、大人になった今も簡単に心が折れてしまう

人間関係や経験不足で悩み続け、闘争よりも逃走を選んできた人生だった

実は来週から新しい環境で仕事が始まる
僕はそれが本当に不安で、まだ始まってもいないのに度々お腹を壊していたりする

これまで新しい環境に身を置く時は、何とか相手に認めてもらい、ダメな自分を表に出さないようにしようと必死だった

だが仕事が出来ないことや才能が無いことは悪いことでは無く、前提なのだ
それは心を蝕む原因たり得ず、自分自身を諦める理由にはならない事をリーリヤから教えて貰った

もちろんリーリヤの成長はプロデューサーの献身的な支えがあってこそだろう
そしてそのプロデューサーは僕自身なのだ
リーリヤへかけてきた声援やアドバイスが、そのまま自分にはね返ってくる

気づかないうちに僕は、葛城リーリヤのプロデュースを通してセラピー的なことを行っていたのかもしれない
科学的な根拠は無くとも、確実に効き目を感じている

専用曲『白線』も非常に彼女を表していて素敵なので是非聴いて見て欲しい
ボカロPのナユタン星人さんが制作しているぞ

他のキャラ達も良いのでまた軽く日記にも書きたいね！

おわり〜