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地方国公立文系学部に生息している無キャの生態


ノンバイノンサーはデフォ

標準的な大学生は入学と同時にバイトを始めたり、サークルに入ったりすると思います。
しかし、無キャはそういった課外活動には興味を示しません。
なぜなら、文字通り無気力だからです。

「学生の本分は勉強」という文言を真に受け(新卒至上主義の日本では当然悪手)、授業に出席すること以外は一切しません。
省エネ家電よろしく、なるべくエネルギーを使わないように行動が最適化されます。
ひたすら家と学校を往復するだけの毎日を送ります。

趣味は決してないわけではありませんが、YouTubeやXを始めとする受動的かつエネルギーを使わないものが中心です。
国立ブランドを乱用して、学歴厨としてネット上を闊歩し、日東駒専などを貶めることで溜飲を下げます(wakatteTVを欠かさずにチェックしてる)。
決して生産側には回らないことが特徴です。

周りがファッションや髪型に気を使っている中、無キャは外見に無頓着なので、まるで中学生がキャンパスに紛れ込んだかのようです。
今日日、理系大学生もお洒落な人が増えているので、無キャにとって大学は居心地の悪い場所と化しています。

GPAがウェイ系陽キャより低い

無キャはGPAが低いです。
最前列に座りノートをちゃんと取ってるはずなのに、ウェイ系陽キャ(ほぼDQN)よりもGPAが劣っています。
なぜなら要領が悪いからです。

陽キャはバイト、サークル、遊びに明け暮れているように見えますが、単位を取る努力を怠っているわけではありません。
持ち前のコミュ力を活かして、人脈を形成し、過去問やレポートを入手します。
その結果、最低限の労力で単位を掻っ攫って行きます。

一方、無キャは手の抜き方が分かりません。
教授の喋ったことを一字一句ノートに取りますが、ほとんどはテストに関係なく、徒労に終わります。
効率の悪いエネルギーの使い方をしているので、GPAは低くなりがちです。
それでも単位は一応取れてしまうので、単位の取り方を見直すということはしません(何より面倒臭いので)。

専門科目が増え始める2年次くらいからは、高校までの貯金が切れ始めて、単位をポロポロ落とすようになります。

1割くらいドロップアウトする

何のために大学に入学したのかを明確にしていない無キャはいずれドロップアウトします。
地方国公立文系に入学するような無キャは、おそらく親や高校の先生に勧められるがまま、反発することもなく入学を決めたのでしょう。
そうすれば周囲の大人は喜び(腐っても国公立のため)、自身も進路選択に余計なリソースを割く必要がないので必然と言えます。

しかし大学に入学した途端、主体性が求められるようになり、無キャは詰みます。
自分軸で動いてきてない人間にとって、大学のような自由な空間は苦痛以外の何物でもありません。
ゆくゆくは就活というラスボスに直面し、敵前逃亡します。
特に方向性も決まってないので、ニートかフリーターに転向するのがオチです(そういう生き方を否定してるわけではありません)。

心理学の用語では「アイデンティティの拡散」というらしいですが、自分が何者なのか、何をしたいのかということを明確にしていないと、このようになってしまいます。
なのでふわっとでも良いので、自分とはこうである(こうなりたい)ということを自分で定義してみるといいと思います。
本当に無気力がひどい場合は、精神疾患の可能性もあるのでメンクリを受診してください。


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