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受援力ってどんな力?

対人援助サービスの業界では、近年、「他者に助けを求め、快くサポートを受け止める力」=「受援力」をいかに育てられるかが話題になっています。

なぜそのような力が必要なのでしょうか。

それは、援助は援助者の一方的な行為ではなく被援助者との相互作用の中で形づくられるためです。

他者に対し適切にHELPが出せること、そんな「受援力」を高めるためには、他者への信頼感が必要です。
HELPを出して助けられた経験がなければHELPは出せないでしょう。

他者信頼がある上で、受援力を「他者から応援を引き出す力」として捉え、応援される人とはどんなものかについて考えてみました。
そんなことを考えたのは、母親になって日々の生活の中でぶつかる細々した問題を前に、他者からの応援を欲するようになったからです。

子育て初心者だったわたしは、自分で自分を応援する自己完結ができませんでした。今も応援されたい自分がいます。
そうして他者からの様々な応援をもらうなかで、応援されるにも作法があるのだと気づいていきました。
応援しがいのある人になることということを。
 
応援しがいのある人になるにはいくつかの行動特性があると思います。経験的に得たいくつかの要素を分類してみると、【1】共通言語【2】弱さを見せること【3】チャレンジする姿勢【4】楽観性/弱者のままでいないこと、【5】応援された結果も見せるという5つです。

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