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児童会、当番など

児童会。学校によっては計画委員会などと呼んでいたこともあるが、要するに児童会のあらゆる行事を運営する集団のことである。

児童会のメンバーは、代表委員会の運営や朝会の司会など、人の前に立つ仕事が多い。それもあって結構人気があるらしく、希望する児童も多いと聞いている。

児童会の運営は、自由競争を基本とする。例えば今月の朝会の司会は誰がするかとか、代表委員会の提案はだれがするかとか…こういった担当は自由競争によって決まっていく。要するにやりたい子がやるのである。

これは、どちらかといえばやる気の溢れる子が集まった児童会だからこそできることでもある。くじ引きやじゃんけんで、無理やり参加させられた委員会であれば自由競争というわけにはいかないのである。

では、自由競争にならない活動にはどのようなものがあるのか。

分かりやすいのは「給食当番」である。大きな食缶の担当、牛乳の担当、ご飯の担当…これらは全て必要であり、どれも欠かせないものである。言い換えればどの仕事も重要で、仕事に軽重はない。こういった場合に「自由競争」の原理を取り入れると、果たして混乱しか生まないのである。

このような視点を持って、学級の仕事分担を見直してみると色々なことが見えてくる。

よくある間違いが「当番活動を自由競争にしている」というのがある。

当番活動というのは、学級に必要かつ子どもに経験させるべき仕事を分担して行うことが目的である。

ある学級では1人1当番を割り当て、毎日活動させる。とても良い取り組みだと思う。(責任の所在がはっきりとするので)

でも決める時はどうしているか。

多くの場合、黒板に学級人数分の仕事が書いてある。その後、自分がやりたい仕事のところへネームプレートを貼らせる。重なったところはジャンケンで決める。負けた子は余った仕事のところへ再度貼りにいく。こうして最終的に仕事は分担されるが、この時第1希望で通った子と最後まで残った子の仕事に対するモチベーションには大きな差が生まれているのである。

私だったら次のようにやる。

①黒板に書き出された仕事に番号をつける。
②数字を書いた紙を箱に入れクジを引かせる。

それだけである。

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