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タブレット時代の辞書引きについて
これは国語辞典を使っていた時と変わらない。
最初の段階では教師が調べる語句を指定して、一斉に検索させるのである。
見つけた子はその場で起立して、言葉の意味を読み上げる。
曖昧。
①態度や物事がはっきりとしないことまたそのさま。あやふや。曖昧な答え。
②怪しくていかがわしいこと。また、そのさま。
読み終わった子は、教科書や資料といったテキストの横に意味を書き込んで終わる。
変わったのは、以下の点である。
国語辞典使用時
①起立して言葉の意味を読み上げる
②意味をテキストに書き込む
③国語辞典に付箋を貼る
つまり③がカットされたというわけである。
実は、この③の部分に意味があったのである。目的の1つは時間調整。早く調べ終わった子は付箋をゆっくりと貼りながら、友達を待つことができる。また、調べた語句に付箋を貼ることで、国語辞典に付箋が増える楽しみが生まれ、モチベーションの維持につながる。そんな効果も期待できたのである。
とはいえ、授業自体においては、昔からやっていることは変わらないとも言える。
時代は変わるから、昔のことをいつまでも引きずっているわけにもいかない。時代に合わせて、辞書引き1つとっても変わっていくのだと実感する毎日である。