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記述問題は教師チェック
例えば、次のような問題を子どもに取り組ませた時、どのように授業を構成するだろうか。
「川に石や砂が積もっている場所がある理由を(運ぱん)(たい積)という言葉を使って書きましょう。
私は「教師チェック」という方法を使って指導している。やり方は簡単で、「書けたら先生のところへ持っていらっしゃい」とだけいい、持ってきたノートをチェックするのである。
次から次へと子ども達がノートを持ってくるが、列を作ることはほとんどない。判定は「合格」「おしい」「残念」の3種類の言葉で行うので、一人当たりにかける時間はわずか数秒である。(つまりあっという間に見て判定するのである)
合格した人が何をしておくのか(例えばNHKの動画を見るなど)は活動の前に指示しておくから合格▶︎動画へとスムーズに進行する。
「おしい」と「残念」の子は書き直して再挑戦してくる。中には3回、4回と書き直す子もいるが、大抵は数回で合格をもらうことになる。
何度もチャレンジして合格した時の、嬉しそうな子どもの顔は素敵である。
こういう話をすると「いつまでも合格できない場合はどうするのですか」という質問がくることがあるが、それは当然「答えを教え、ノートに視写させる」に決まっている。
いずれにしても、作文に関しては、理科に限らず、国語においても「教師チェック」は欠かせない。子ども任せにしていてはいつまで経っても文章は書けないので