見出し画像

序章 そういえばお金の稼ぎ方って習ったことがない

実家はそこそこの公務員、父方は農家で、母方は大工。うだつの上がらないまま、色んな仕事を転職しつつ日銭を稼いでいる時にフと思った。

 

「そういえばお金の稼ぎ方って習ったことがないかも」

 

学校でだってそんなこと習った覚えが無い。いや、転職してきたものの、それなりに仕事はしてきたので、販売の経験もサービスの経験もあって、原価計算だとか人件費だとかってのは分かるけども、お金を稼ぐということをシンプルに考えた時にモノとかサービスを売るだけがお金の稼ぎ方なのだろうかと疑問になったのだ。

元々、政治とか経済に関する様々な物を読んだりすることは好きなので、フと目に入ったこの記事を読んで、気持ちが大きく変わった。この30年近く及ぶ不景気の原因はなんだろうとずっと思っていたのだけども、すごく腹落ちしたのである。

以前仕事で今後30年の人口変移についてデータを調べたことがあるのだが、現在の20代は60代の半分しかいない。その上、国民の貧富が7:3でロックされている状態となっている。さらに働いている本人も「スキルアップ意欲」が低いらしい。そりゃ自己研鑽しても、給与に反映してくれるわけでもないし、キャリア形成なんてあったものじゃない、というのが本音だろう。

とりあえず、それっぽい副業の情報を集めてみた。せどりみたいな郵送料のかかるものは住環境的に向かないだろうし、クラウドワークスのようなスキルを売るのも今ひとつ大きな稼ぎにはならなそうだ。(文章書くのは好きだけどライターになれるかというとどうだ)

ここ最近、世間はキャッシュレスで大騒ぎだけども、個人的には2兆円といわれる現金取り扱いコストが下がるのは大賛成で、例えば現金を輸送する必要がなくなればアルソックの仕事も無くなるが、ガソリンの使用量も減る。通常の車両と違って現金輸送車の重量を考えれば、塵も積もればなんとやらだ。

ということと、ヤフーIDに銀行口座を紐づけたくないなどの理由から、LINE Payを利用している。バーチャルカードとプラスティックカード、QuickPayの支払先にも出来るなどPaypayの店舗の多さをカバー出来る汎用性が良かった。

決め手がセイコーマートで使えるようになったことというレベルだから、いわゆる交通系電子マネーの非接触決済の便利さに世話になったことのない生き物である。近くのバス停から駅に行くバスはかろうじて1時間に4本はあるが、乗り遅れれば30分程度待ち合わせに遅れるし、ぶっちゃけ移動は車の方が楽な、典型的な田舎なのだ。

そんな具合で調べてるうちに、LINEのサービスで仮想通貨を取り扱いサービスが始まった。【BITMAX】である。随分前にアプリのデザインや雰囲気が知りたくて、いくつかの取引所で登録だけはしていたはずなのだが、実際に購入するまでは至らなかったのを思い出した。

株やFXはなにやら最初にお金がすごくかかったり、とてつもなく損をするっぽいので怖いなぁと思っていたし、うちの母親もなにやら昔、父親の職場に出入りしていた保険屋のおばちゃんに頼まれて投資信託に預けたら金が溶けたという話をたまにしていた。

しかし、このまともに働いても会社勤めをしている限りはロクな金が回ってこないマネーゲームの真っ直中で、公営ギャンブルではない方法で、小額で始めれることを考えた時に、【仮想通貨】について自分は全く何も知らないんじゃないか、と気付いたのだ。

お金の稼ぎ方を教えてもらってないんだったら、勉強してみればいいじゃないか。そう思って、スマホを開いて、BITMAXのアカウントを作ってみた。

そういうお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?