11.11 Wrestle-1 近藤修司がCIMAと結託!?浮かび上がったAEWとの関係とは
全日本で一ヶ月近くに渡って開催されたタッグトーナメント、近藤は征矢と組んで出場するも全敗。征矢とのタッグ解消を言い放つや否や、対戦相手の#STRONGHEARTSに向かって、そろそろ賞味期限が切れてきたんじゃないかと煽り、突然、#STRONGHEARTSのトップであるCIMAとのタッグ結成をぶち上げたのである。
▼近藤、CIMAといえば
2人の関係を語るのであれば、闘龍門の話題は外せない。CIMAは1期生として日本逆上陸。新日本プロレスのスーパーJカップにも登場し、まさしく団体の顔と言える存在。近藤はT2P(Toryumon2000Project)という闘龍門の中の新機軸として打ち出され8期生として入団、あのミラノコレクションATと同じイタリアンコネクションとなり日本へ戻ってきた、というのが始まりである。
見たことも無い関節技、ジャベを駆使して、先にデビューした先輩方を軒並み蹴散らしたT2Pからさらに極悪ユニット悪冠一色に移った近藤はCIMAとは常に対角線に立つ存在であり、近藤が全日、W-1に移った後も同じコーナーに立ったことは無い。つまり、近藤からCIMAと結託すると口にしたのは大事件なのだ。
▼近藤が狙う標的は………
同日、現在タッグ王者であり、近年W-1のトップ選手である芦野祥太郎がW-1を退団した黒潮イケメン次郎がタッグ結成を口にすると、リングに現れた近藤がCIMAとのタッグで芦野イケメン組との対戦を表明。誰にも相談をしていないとは言いつつも、W-1副社長の近藤は強権発動でカードを決めたのだ。
黒潮のアメリカ進出に向けての退団によりライバルの1人を失う芦野だが、2017年9月に行われたW-1王座戦は王座史上最も過酷な一戦だったと内外から評価も高い。そんな2人が組むのだから、対戦相手に近藤、CIMAというのはうってつけというのは納得するところではある。
▼このカードで気になるのは
そんな互いのタッグも気になるのだが、実はW-1にとって見逃せない話題がある。先日開催したAEW PPV『FULL GEAR』のジャッジマンとして、W-1オーナーである武藤敬司が参加したのである。AEWでは王座戦の決着が着かなかった場合、ボクシングなどと同じように3人のジャッジマンが判断をするというルールが設けられており、ゲストとして呼ばれたのである。
しかし、本当にそれだけなのだろうか。武藤がAEWに現れた瞬間、Twitterでは何故だ!?という声に溢れていたのだが、先ほどの話を少し思い出してほしい。W-1を退団した黒潮イケメン次郎はアメリカへ進出する。かねてからアメリカでのプロレスをしたいとは言っていたのだが、一般的にアメリカでのプロレスと言えばWWE行きを指す。実際にトライアウトを受けているとも言われている。
もし、イケメンのアメリカ進出がWWEではなくてAEWだったら、これは話が大きく変わる。何故なら、日本の各団体のパワーバランスにも関わってくるからだ。
・新日本はROHと提携、インパクト、AEWとは疎遠である。
・NOAHはMLWと提携、インパクトレスリングとの関係も良好である。
・DDTはAEWと良好である。
ここに、W-1も加わるとしたらどうだろうか。W-1はDDTを率いる高木三四郎が今も相談役に付いている。直接的にDDTと選手の交流こそしてはいないものの、コネクションとしては活きていると見るべきだろう。もしも、高木社長経由で武藤のゲスト出演の話も持ち込まれていたとしたら………
加えて、今回のカードの対戦相手にいるCIMAはAEWに参戦しているだけでなく、AEWが提携する中国OWEの主力である。AEWの日本での提携先はDDTとばかり思っていたが、武藤のゲスト出演から今後、年を越えた辺りまでの勢力図が一気に慌ただしくなってきたといえる。
近藤、CIMAという2人が組んで、只で済むはずが無い。何が起きるのか注目するべきであろう。
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