簡易フェイスシールドの提供数が2000組を超えました

2020年5月8日 16:23

こんにちは、ヤフーのオープンコラボレーションスペース「LODGE」です。

LODGEでは、物資不足が続く医療現場へ、フェイスシールドを製作・無償提供するアクションを続けています。5月8日時点で、ほかのタイプと併せて2400組以上のフェイスシールドを病院へ直送してきました。

LODGE製作のモデルについては、病院からのフィードバックをいただき、若干の改良を加えています。現状の仕様と併せてご紹介します。

製造方法

「早く」「大量に」医療現場にお届けすることを優先し、レーザーカッターによる製作をしています。

山形大学工学部の川上先生が発案したモデルを試作、若干カスタマイズを加えました。アクリルフレームの”しなり”を残しつつ、顔面への飛沫の付着を最大限防ぐ工夫をしています。

消毒方法や組立方法を記載した取扱説明書を同梱しています。

・医療現場で代替可能なパーツであること
・再利用ができること
・様々な商品の欠品が相次ぐなか、現在入手可能な素材であること

をマストとし、高透明のクリアファイルと、ゴムを採用、同梱しています。

また、長時間装着していると額の部分が痛むというフィードバックを受けて、額にあたるカーブに着けるクッションゴムを同梱しています。

次亜塩素酸での消毒、水洗い、乾燥を経て梱包しています。バイザー部分はアクリル製です。アクリルはアルコールに弱いため、使用しておりません。

バイザー部分の本体はアクリル素材のため、次亜塩素酸での消毒、再利用が可能です。（お届けした病院でも消毒のうえ、再利用いただいている旨ご連絡いただいています）

クリアファイルを型紙に沿って切り取るだけで製作できる、より簡易な使い捨て型のタイプも同梱しています。

LODGEはこれからも若干の改良を加えながら、提供を続けます。寄付や協力してくださる方々との連携のうえ、できる限りの最善の方法を検討し、医療現場へのサポートを続けてまいります。

現在、事前コミュニケーションのあった医療現場へ優先的にお届けしています。現段階でのご提供受付はいたしかねますのでご了承ください。