マイクロタスク型クラウドソーシングが再注目されているワケ
こんにちは。ヤフーのオープンコラボレーションハブ「LODGE」の中川です。
今回取り上げるテーマは「Yahoo!クラウドソーシング」。以前、私がこのサービスに携わっていた縁もあり、現在このプロジェクトを支援しています。2023年1月に10周年を迎える同サービスの特別企画として、全3回シリーズで記事を書こうと思います。第1弾は国内のクラウドソーシング業界の変遷や、再注目されている「マイクロタスク型」サービスについて、みなさんの今後の活用にお役立てできればうれしいです。
Yahoo!クラウドソーシングとは?
これまで約10年間にYahoo!クラウドソーシングに掲載されたタスク数(案件数)、回答数、ユーザー数は下記のとおりです。マイクロタスク型の利点でもありますが、1タスク(複数設問で1セット) × N人が回答 = 回答数 となるので、たくさんの回答が集まっていることがわかりますね。
またこの「人海戦術」の特徴を最大限に活かすことで、アカデミックな分野(Yahoo! JAPAN 研究所)で活用されていたり、Yahoo! JAPANのサービス改善にも役立っている事例もあり、研究のエビデンスやサービス改善の一部としても利用できます。
Yahoo!クラウドソーシングの担当者に聞いてみました
サービス運営10年目を迎えるにあたり、担当メンバーの方に今の状況を聞いてみました。
【Q1】 国内のクラウドソーシング事業の成長、今はどうなっている?
日本国内のクラウドソーシング事業は、2008年に始まったランサーズ、2011年創業のクラウドワークスがフリーランスへ手軽に外注できるプラットフォーマーとして業界を牽引してきました。ITエンジニア業務、デザイン業務における「プロジェクト方式(固定報酬・時給)」が代表的です。
【Q2】 年明けに10周年を迎える、Yahoo!クラウドソーシングの運営、最近の傾向は?
「依頼内容の大小に関係なく、適切な作業配分や人材確保により結果をすばやく得ることができる」。AI市場の拡大、コロナ禍の影響もあってマイクロタスク型のYahoo!クラウドソーシングは、ますます需要が高まっています。
2017〜2019年までは約300万件/年だったタスク実施数が、直近2年間はコロナ禍が追い風となり爆増していることがわかります。「IT業界のニーズ」と「働き方」の考え方に変化が出てきたことにより「マイクロタスク型」のクラウドソーシングが、IT業界の先進にも一役買っていることがわかりますね。
いかがだったでしょうか。日本国内の「クラウドソーシング業界」「Yahoo!クラウドソーシング」について興味を持っていただけたら幸いです。第2弾(2023年1月頃に掲載予定)の記事では、Yahoo!クラウドソーシングで集まったタスクの回答群がどんな形を成すのか具体例を解説しようと思います。ぜひお楽しみに。
お問合せ、LODGEへのコンタクト
■ Yahoo!クラウドソーシング
オーナーとしてタスク掲載をご検討の方:https://crowdsourcing.yahoo.co.jp/special/owner/what
ユーザーとしてタスクを実施してみたい方(利用ガイド):https://crowdsourcing.yahoo.co.jp/guide/agent/top
※ ご利用いただくには、Yahoo! JAPAN ID が必要になります。
■ オープンコラボレーションハブ LODGE
LODGEでは業種・業界問わず、企業・自治体の皆さまと様々なコラボレーション企画を進めています。
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📩 info-lodge@mail.yahoo.co.jp