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2020年、変わったもの、変わらないもの

※本記事はQUMZINEアドベントカレンダーに参加しています

こんにちは。ヤフーのオープンコラボレーションスペース「LODGE」です。

こちらの記事では、LODGEの今年の活動をダイジェストで振り返りました。


今年はライフスタイルや価値観など、大きな変化があった1年だったと思います。みなさんの周りではどんな変化があったでしょうか。

今回は「今年変わったもの、変わらないもの」と称して、LODGEの今年1年についてご紹介します。LODGEのメンバーも、それぞれの変化を振り返ってみました。

LODGEの「変わったもの」

1. ミッション
ブレイクダウンし「情報技術で日本をもっと便利に」に定めました。

2. LODGEの場所の定義
「誰でも使える場所」から「共通のミッションを持つ人たちのオープンコラボレーションスペース」へ変えました。

3. 活動の舞台、社員の働き方
「リアルに集う」から「フルリモート」へ移行。イベント開催は基本オンラインとし、LODGEのスタッフもリモートで業務をおこないました。リアルに顔をあわせない分、ミーティングの頻度が上がりました。

LODGEの変わらなかったもの

1. ゴール「イノベーションの創出」
組織の最終的なゴールはイノベーションの創出です。今後もヤフー社内外とのオープンコラボレーション、世の中を便利にするイノベーションを生み出すことにこだわっていきます。

2. 「LODGE=オープンコラボレーションスペース」
従来の定義を、オンライン移行後も引き継ぎます。社内外さまざまな人、組織をつなぐオープンコラボレーションスペースとしてハブ機能を担います。

LODGE運営メンバーの変わったこと、変わらなかったこと

仕事と趣味の良い関係

LODGEのデザインを担当している市川です。

2020年にLODGEでの仕事として印象に残っているのは「VR LODGE」の制作です。リアルの場で出会える人やアイデア、そこから生まれるモチベーションにはとても価値があるという考え方は変わりませんが、一方でオンラインの良さを生かしたコンテンツ作りもできるという所に気づき、実行できたのはとてもよい変化でありました。

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VRコンテンツを作れたのは、コロナの影響で外出ができない制約のおかげでもあります。

個人的な話になりますが、私は趣味でガラス加工を習っていて、バーナーを使用するため工房に通っていました。コロナの影響で通うのが難しくなってしまったのを受け、制作したいアイデアを形にしておこうとはじめたのが3DCGでした。

LODGEとして「偶発的な出会いや発想の機会」をどうやってこの状況下で届けるか。そんな折にVR空間を作ってシェアできるサービス「cluster」を見つけVR LODGEの制作を企画しました。

協力を仰いだ他のメンバーのおかげもあり、アウトプットは好評でした。VR LODGE上でのイベント開催、VRツアーを行うなど、コロナの状況下でもコラボレーション機会を提供することができました。

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趣味に多くの時間をさけるようになり、それを仕事で活かすことができたのは嬉しかったです。おかげで学習のモチベーションも高く維持でき、趣味の方もより一層充実させることができています。


「心の天井」の多さに気が付いた一年

LODGEの企画やPRを担当している竹口です。

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常に満員御礼で「密の象徴」のようだったLODGEが、一転、感染拡大のため休館となってから10か月が経ちました。写真は休館後の5月、広さとファシリティを存分に活かしてフェイスシールドを製作、発送していた様子です。

オフラインをいったん閉じてオンラインに引っ越しするためには、たくさんの検討事項、考慮すべきことがありました。イレギュラー続きの慌ただしい日常のなかでも、常に頭の片隅にLODGEのことがあった1年だったように思います。

考え事をするときに、いつもリモートワークをおこなう自宅ではなく外にいる時間……、例えば朝の散歩など、頭の中をからっぽにしているときに良いアイデアに出会うことに気づきました。以前は時短勤務で通勤&子供の送迎に追われて自転車操業さながらで、「一日を平常運転で終えること」が第一でした。考えるために一人の時間を取ることが習慣に加わったことがまず大きな今年1年の変化でした。

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(散歩しているとなぜかよく鳩に襲われます)

もう一つ変わったことと言えば、「自分はこれはしない、選ばない。だって、こうだから」と思い込んでいたことをあえてひっくり返してみる面白さに気が付いたことです。「やらない」と無意識に除けていたものに意識をむけると、知らないうちに心の天井を作っていたことが非常に多いことに気が付きました。未知の領域の仕事を手伝ってみたり、興味のなかったジャンルのドラマや舞台を見たり、敬遠していた髪型にしたり、古武道に触れてみたり。そこからちょっと濃いお付き合いをする人が増えて、「自分的イノベーション」なことに出合えたり、仕事に活かせるヒントを得たことも面白いことでした。


新たな体験と自身のキャリアの棚卸しの一年だった

大阪・うめきた2期開発の進行を見るのが好きな中川です。

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私は関西から遠隔でイベント企画や運営を担当しています。コロナ禍以前からLODGEには変化の必要性を感じていましたので、このタイミングも前向きにとらえています。活動の舞台をオンラインにシフトしたことで、これまで以上に世の中の動きを感じとり、どうアクションしていくべきか、チームメンバー内で議論する機会も増えました。

■仕事をする場所の変化
ヤフーがリモートワークにシフトしたことにより、オフィスは静かで集中しやすい環境になりました。感染予防は徹底しながらカフェ、コワーキングスペースなど、その日の業務内容によって使い分け、人の動きや情報の流れを感知できる場所を選ぶようにしています。

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■学生との対話の機会が増えた
大学生は本来のキャンパスライフを満喫することなく、難しい環境の中にいます。親御さんたちも心配を抱いていますね。就職に向け、どう企業とコンタクトをとりアピールすればいいのか、この状況で生まれた悩みを聞くことも多くなりました。

■自身のキャリアを意識するようになった
今年は、大学生や高校生のキャリア教育について講義する機会があり「仕事」について対話するなかで、自身のキャリア(生きざま)を見直すきっかけにもなりました。改めて足りてないことだらけだと気づき、逆に焦りましたけどね(笑)。余暇の時間の使い方から変えていきたいと思い、時間を意識した効率的な行動をするよう心がけています。また頭の中を整理し発想を広げるために、休日の朝や実家に帰省した際に、意識的に時間を取ってランニングするようにしています。これから寒くなりますが、空気が澄んで気持ちよく走りやすいです。

2021年に向けて

LODGEにとって今年は大きな転機となる年でした。変わっていく「当たり前」や「習慣」にとらわれず、活動の制限を設けずにポジティブなことを生み出せるよう、組織としても、運営する私たち自身も柔軟でありたいと思います。

LODGEの活動に、少しでも多くの方が興味関心を持っていただけるとありがたいです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!