2023年6月9日『ひとり』
孤独は忌いされるものだ。
だれかと一緒にいない人を見ると心がざわつく。心配になる。
だが当の本人はひとりで十分で穏やかにその時間を過ごしていたりする。
だれかと一緒に居なければならないことはない。
孤独と思われている人は他人に恐怖与える存在なのかもしれない。
何を考えているか分からない。何をしてくるか分からない。
だから、誰かと一緒にいて自分には敵意はないことを証明し続けなればなない。人はそれを一生続けていく。
他者は安らぎであり不安なもの。他者との関わりは楽しいけど、
その瞬間に発見は少ない。発見はひとりでいるとき、沈黙しているときにやってくる。
その瞬間に人はすこし大人になる。
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