【番外編】フィルムカメラと意識の旅
LOMO LC-A+デビューをした5月末の旅、そして今に至るまで楽しくロモライフしてます。
そんななか、学生時代、初めてスマホを手にし、iPhoneデビューをした頃のことを思い出しました。
綺麗な画質の写真を容量をほとんど気にせず撮ることができて、少し気に入らないショットがあっても「あとで消せばいいや」と、何枚も何枚も撮れることが楽しく、感動。
気軽で楽やな〜と。
エフェクトをかけたり、それをすぐに確認することが出来るのもとても楽しい。
そこから数年の月日が経ち、どんどんと画質も向上。
デジカメに引けを取らないほどになり、初期の頃はiPhoneとデジカメに両刀だったけれど、いつしかデジカメにをも持たずに旅に出るようになった。
私の小学校時代や中学時代はまだインスタントカメラ全盛期で、修学旅行なんかは皆2つ3つ持参して参戦。
よく重くないよな、と今振り返れば思うけど当時はそれがスタンダード。笑
そんな時代も経験してるので、今回私がまたフィルムカメラに戻ったのは面白可笑しく感じた。
9年前、あんなにiPhoneに感動していたのに…!
そして。久〜しぶりにフィルムカメラを手にして強く感じたこと。
〔私は、見ているようで見ていなかった〕こと。
空や花、自然などの風景が元々好きなのでiPhoneにしてもそのような被写体を好んで撮影していたから、周りはよく見ている方だと思っていた。
でも、フィルムカメラを手にした時とスマホを片手に持った私じゃあ、種ありブドウと種なしブドウを食べる時くらい違う!
《意識的に》という言葉がぴったりだと思う。
それはサバンナで獲物を狙い歩くチーターの如く(笑)、周囲を慎重に、とてもよく観察している自分がいる。
ハッとする色、惹かれる光、強い闇、なんかおもろいもん…等々。グッとくるなにかを探している。
こんなに外の世界を意識して見る感覚は、懐かしいような新しいようなで…お散歩がこれまで以上にめっちゃ楽しくなりました。
そしてフィルム写真の醍醐味とも言える、その場ではわからない感。
これはもう、人事尽くして天命を待つような、そんな気持ちで
惹きつけられてからシャッターを押し、その後はすぐにその気持ちを手放す感覚がキャッチアンドリリースとも言えて。笑
LC-A+を使い始めてからも、勿論iPhoneも使って写真を撮っていますし
両方にとても素晴らしい良さがあるなあとしみじみ思っています。
デジタルもアナログもどちらも楽しめる今の時代が最高です☺️
ヘッダーpic&👆はiPhone 6s使用